「本当に保護猫？」社交的すぎる子猫に先住猫が困惑！…1カ月の"拒絶"を乗り越え、ついに並んで眠った涙の瞬間

X（旧Twitter）ユーザーの飼い主さんは、2020年12月に元保護猫の女の子「リボン」ちゃんを迎えました。お迎え当時、生後3カ月だったリボンちゃん。すでに先住猫のココちゃんがいる中で、家族の新しい一員となったリボンちゃんとの出会いから現在までのエピソードをご紹介します。

偶然の出会いとお迎えの決意

リボンちゃんは3匹のきょうだいのうちの1匹でした。保護主さんのもとで、2匹の男の子のきょうだいと一緒に過ごしていたそうです。飼い主さんは以前から「猫を迎えるなら2匹がいい」と考えており、ココちゃんが新しい環境に慣れてきた頃、もう1匹を迎えることを検討していました。

そんな中で、天使のように可愛い子に出会います。

「見に行ったとき、無邪気に遊ぶ姿と懐っこい性格に家族全員がひとめぼれしました」

こうして、リボンちゃんは新しい家族の一員として迎えられることになったのです。

リボンちゃんは、お迎え後すぐに家に馴染みました。怖がることもなく、食欲旺盛でのびのびと過ごしていたそうです。

「本当に保護猫？と思うほど、家に来ても怖がることなく、食欲旺盛でのびのびと過ごしていました。ココとは大違いで、こちらが驚いたくらいです（笑）」

しかし、先住猫のココちゃんとの関係を築くのは簡単ではありませんでした。トライアル期間は1週間の予定でしたが、ココちゃんがなかなかリボンちゃんを受け入れず、期間を延長することに。

「ココと慣れるのに1カ月かかりました。トライアル期間は1週間でしたが、ココがあまりにも嫌がっていたので、もう1週間延長しました。何度も保護主さんに相談し、この子たちは仲良くならないまま過ごすことも覚悟しました」

ところが、お正月を過ぎた頃、思いがけない瞬間が訪れました。

「それぞれ違うケージで寝ていたのに、ふと見ると2匹一緒に寝ていて、お互いをグルーミングしていました。その瞬間を見たときは涙が出るほど嬉しかったです。ココがリボンを受け入れた瞬間でした」

リボンちゃんは、現在4歳を迎えました。好奇心旺盛で活発な性格の持ち主です。男の子のきょうだいと一緒に育ったためか、とてもたくましい女の子に成長しました。

「興味のあることに一直線で、食べることが大好き！お茶目で元気いっぱいです。ココの残したご飯は必ずチェックします」

そんなリボンちゃんですが、実は甘えん坊な一面も。

「人間のお膝の上が大好き。ソファでリラックスしていると、気づいたらすぐに寄ってきてくれます」

現在も、ココちゃんにちょっかいを出しては怒られる日々を過ごしているようですが、飼い主さんはそんなリボンちゃんに伝えたいことがあるそうです。

「ココお姉ちゃんに興味ありすぎて、いつもちょっかいを出しては怒られるリボン。もう少しココお姉ちゃんの『そっとしておいてほしい』という気持ちに気づけたら、もっと仲良く過ごせるのになと思っています」

それでも、甘えん坊でゴロゴロと喉を鳴らすリボンちゃんの存在は、飼い主さんにとって大きな癒やしになっています。

「甘えんぼで撫でるとすぐにゴロゴロ言うその癒やしの力は、これからもずっと持ち続けていてね」

リボンちゃんは、これからもココちゃんとともに、家族にたくさんの笑顔を届けてくれることでしょう。

（まいどなニュース特約・梨木香奈）