飛躍が期待されるオールナット(今年2月撮影、ユーザー提供:Spice Upさん) GI・2勝を挙げたショウナンパンドラの半弟となるオールナット(牡4、栗東・高野友和厩舎)が、大阪城ステークス(4歳上・リステッド・芝1800m)でオープン初勝利を狙う。
オールナットは父サトノダイヤモンド、母キューティゴールド、母の父フレンチデピュティという血統。半姉のショウナンパンドラは14年の秋華賞と15年のジャパンCの覇者。伯父のステイゴールドは01年の香港ヴァーズを制し、種牡馬としても大活躍した。近親にはサッカーボーイやスノードラゴン、バランスオブゲームやフェイムゲームなどの名馬が並ぶ。
ここまで9戦4勝。23年10月にデビュー勝ち。その後はクラシックを目指したが賞金加算を果たせず、2勝目は昨年6月の函館にずれ込んだ。転機は昨秋。距離を1800mに短縮したことが奏功し、2勝クラスと3勝クラスを連勝。前走の東京新聞杯は初のマイルも堪えたのか、9着に沈んだが、今回は1800mのリステッドだから巻き返しが期待できる。
成長力のある母系出身とあって、今年の飛躍が期待できる逸材。春の仁川で弾みをつけて、大舞台へと駆け上がってほしい。