高熱の息子と6時間も車内で……夫の“トンデモ行動”にア然「病院で診てもらってほしかったのに…」

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2025年03月09日 09:20  女子SPA!

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 我が子が病気になったときは、夫婦で協力してケアをしていきたいもの。

 斎藤あゆみさん(仮名・38歳)は仕事が休めず、インフルエンザになった息子を旦那さんに託して出社。しかし、帰宅後、旦那さんの“思わぬ発言”に驚き、怒りがこみ上げました。

◆在宅ワークの夫にインフルエンザ疑惑の息子を託した

 あゆみさんと夫・正人さん(仮名)は、結婚10年目。夫妻の間には、小学3年生の息子さんがいます。

 日頃から、子育てに協力的ではない夫にあゆみさんはうんざりしていたそう。しかし、ひとりで子どもを育てていくには経済的に厳しく、離婚には踏み切れませんでした。

 ある朝、息子さんが38.6度の発熱。インフルエンザが流行していた時期であったことから、あゆみさんはすぐに病院へ連れて行こうと思いましたが、仕事を休むことができませんでした。

「職場でもインフルエンザが流行して人手不足だったので……。幸い夫は在宅で仕事をしているイラストレーターなので、代わりに病院へ行ってもらうことにしました」

 事情を聞いた正人さんは「俺も忙しいのに……」と文句は言ったものの、了承。息子さんを連れて、家を出ていきました。

◆夫が語った「6時間待ちでも診てもらえなかった理由」に仰天…

 出社したあゆみさんは息子さんの体調が気になり、お昼休みに夫へLINE。診断結果を尋ねました。

「12時15分くらいだったと思います。夫からは『まだ呼ばれないから、車の中で待ってる状況』という返信が来ました。インフルエンザが流行っているので、病院も混雑しているんだろうなと思っていました」

 その後は夫と連絡を取ることができず、不安なまま仕事を終えて帰宅。自宅の玄関ドアを開けると、息子さんの苦しそうな咳が聞こえてきました。

「顔は真っ赤。やっぱりインフルエンザだったんだろうなと思い、夫に『どうだった?』と聞きました。そしたら『6時間待ったよ』という、まさかすぎる言葉が返ってきて……」

 なぜ、そんな状況になったのか。不思議に思い、詳しく聞くと、知らないうちに正人さんのスマホの通話機能が壊れていたそうで、病院から呼び出し電話がかかってこなかったそう。正人さんは病院側から何もアクションがなかったため、6時間、車内で待ち続けたのだとか。

「受付に『あとどれくらいかかりますか』とか聞きに行けばいいのに、それは思いつかなかったみたいです。びっくりしました」

◆「雑な扱いをされた」と思い込んだ夫のトンデモ行動に唖然

 それで、結局いつ診てもらえたのだろう……。疑問に思い、あゆみさんが尋ねると正人さんは「診てもらってないよ」と、再びまさかの返答をしました。

 正人さんによれば、病院の駐車場に止まっている車が自分たちだけになったとき、病院スタッフから事情を尋ねられたそう。そこで、これまでの経緯を話したところ、謝罪を受け、「今からでも診察しますので、中へどうぞ」と言われたのだとか。

 しかし、正人さんは「謝罪はそれだけ? こんな雑な扱いをされる病院には診てもらいたくない」と激怒し、受診を止めて帰宅したのです。それなら、いったい、何のために6時間も待っていたのか……。話を聞いたあゆみさんはつじつまが合わない部分がある夫の言動にもモヤっとし、息子さんの体調がより心配になりました。

「結局、翌日に無理を言って職場を休ませてもらい、私が息子を病院へ連れて行きました。結果は、やっぱりインフルエンザ。夫の思い込みや身勝手な行動のせいで、早く病院へ行かせてあげられなかったことが申し訳なかったです」

 なお、あゆみさんが「なかなか呼び出されない段階で、受付の人に確認しに行けばよかったのに」と伝えたところ、正人さんは「そんなルール知らなかった。文句があるなら自分で連れて行けばよかっただろ!」と逆切れしてきたそう。

 やっぱり夫には頼れない……。改めてそう痛感したあゆみさんは、支え合えない夫婦関係を続ける意味を自分に問いかけている最中です。
<文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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