スロット監督から賛辞が送られている遠藤 [写真]=Getty Images リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、再び日本代表MF遠藤航に賛辞を送った。8日、クラブ公式サイトが伝えている。
リヴァプールは8日に行われたプレミアリーグ第28節でサウサンプトンと対戦し、3−1で逆転勝利を収めた。この試合で注目を集めていたのは先発メンバーで、過密日程と重要な試合が続いていることから、試合前から現地メディアでは選手を大幅に入れ替えることが予想され、遠藤は今季プレミアリーグで初となる先発出場が期待されていた。
しかし、メンバーは数人入れ替えられたものの、遠藤はベンチスタートとなり、5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦(○1−0)で決勝点を挙げたハーヴェイ・エリオットとともに今季リーグ戦初先発出場とはならなかった。
エリオットが後半開始と同時に、遠藤は81分からサウサンプトン戦に出場した試合後、エリオットを先発起用しないことは難しい決断だったかと聞かれたスロット監督は「ハーヴェイやワタ(遠藤)、その他の選手たちを先発出場させないというのはいつも難しい決断だ」と両選手について言及しながら、次のように続けた。
「だが、もし誰かが5分間出場して最初のタッチでゴールを決めたことによって、それまで打ち立ててきた陣容の考えをすっかりと変えてしまったら、それは少し変な感じがする。彼(エリオット)は今日の試合に良い影響を与えた。PSG戦でとても良いプレーをしたから、今日は45分間プレーした。でも、私が他の選手たちと何度もプレーしてきて、いつも彼らがその信頼に値してきたことにも理由はある」
また、今季終了までにエリオットが先発起用される可能性があるかについては「時間は十分にある。プレミアリーグであと9試合、チャンピオンズリーグでもまだ数試合あるだろうし、リーグ・カップも1試合ある。彼だけではなく、他の選手たちも同じだ。彼らは多くの優秀な選手たちと競争しており、メンバーを組むのが難しいことがあるが、このようなパフォーマンスを見せてくれることは常に助けになる」と語りつつ、遠藤についても改めて重要な選手であることを強調した。
「それはワタも同様だ。彼は試合終了の15分前に再び登場し、このチームにとっていかに重要であるかを再び示した。他の選手たちも同じだ。彼は本当に良くトレーニングをし、これをやっている。ワタについては何度も言ってきたが、ハーヴェイについても同じことが言える。ほとんどプレー時間はないけど、とにかく頑張り続けている。そして自分のチャンスが来たら、実力を発揮することができる。それが彼に与えられる最大の賛辞だ」
「それと同時に彼が頑張り続けていることにも賛辞を送らなければならない。なぜなら、私は彼やワタのような状況に陥った選手たちを十分以上に経験してきたが、そう言った選手たちはどんどんと落ちていく。その時に起用しても、あなた方は私になぜプレーさせないかとは聞いてこないだろう。これがチームとして望んでいる状況であり、私にとっては時々難しいことだけど、これが事実でもある」
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