二度の自殺未遂で障害が残った21歳女性「再スタートする決心ができた」理由

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2025年03月09日 16:21  日刊SPA!

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飛び降りた結果、腰や脚などに複数のボルトが入っている ※写真はイメージです
 自殺で命を落とす者たちがいれば、未遂で生き永らえる者たちもいる。“死ねなかった”人々はどんな後遺症を抱え、その後どのような人生を歩むのか。彼らの声に耳を傾け、“生きること”の意味を考える。
◆父の性的虐待で最初の自殺未遂

 劣悪な環境から解放されたくて、二度の自殺未遂を経験したという山川佳純さん(仮名・21歳)。最初は父の性加害が原因で17歳のときにマンションの6階から飛び降りた。

「アルコール依存症の父からDVを受けていたのですが、中学の頃からレイプも加わって。夜になると私の布団に入ってきて体中を舐め回し、抵抗しても強い力で押さえ込まれるので、いつも行為が終わるまで震えていました。限界を感じた私は風邪薬を200錠飲んで自宅近くのマンションから飛び降りたんです。病院で目覚めたときは『死ねなかった』と絶望しかなかった」

◆2度めの自殺未遂後の入院を機に再スタート誓う

 体内には大きなボルトが何本も入ったままの生活に。家を出たい一心で貯めたお金が、母に浪費されていたのを知った19歳、再び自殺を図った。

「韓国のアイドルが練炭自殺したというニュースを見て、『確実に死ねる』と思いました。ネットで一式を購入して、実家の自室を閉め切り、朦朧とする中で意識を失いました。だけど『今から自殺する』という私のSNS投稿を見た友達が救出してくれて。結果的に、一酸化炭素中毒の後遺症で言語障害だけが残りました」

 今では壮絶な半生をSNSやブログに綴れるほど、心は回復した。二度目の自殺が這い上がるきっかけだったとか。

「精神病院に入院したときに、入退院を繰り返す若者の話を聞いて、『本気で抜け出さないと社会に戻れない』と思ったんです。私が心のよりどころにしていたメンヘラ界隈のSNSアカウントも削除。両親とも決別して、再スタートする決心ができました」

 今は親元を離れ、障害者グループホームで生活をしながら関西の大学に通う山川さん。

「将来は、同じような境遇の子を守れる居場所をつくってあげたい。私は自殺に失敗して体は死ねなかったですけど、心は二度殺されてるんですよ。だから新たな人生で、生きている意味を証明したいです」

▶︎不安・悩みを抱える人の相談窓口
【インターネット】「まもろうよこころ」で検索
【電話】「#いのちSOS」0120-061-338 「よりそいホットライン」0120-279-338

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[自殺に失敗した人]が生きる人生]―

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  • 人それぞれ色々あるよね。夢の中で家族を殺して気が狂いながら目を覚ましてから、人殺しの犯人を殺しの欲望を我慢出来ないだけだと余り怖くなくなったのを思い出したニュース_φ(・_・
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