岩手県大船渡市の山林火災について、市はきょう午後5時、延焼の拡大する危険性がなくなったとして、鎮圧を宣言しました。一部継続している避難指示も、あす正午までにすべて解除する方針です。
大船渡市 渕上清 市長
「延焼拡大の危険がなくなったことから、本日、ここに鎮圧を宣言します」
大船渡市は先ほど午後5時から行った会見で、防災ヘリによる上空からの偵察の結果、今後、延焼拡大の危険がなくなったとして火災の鎮圧を宣言しました。
市はおとといからきょうにかけて、避難指示の解除を段階的に行ってきましたが、継続している三陸町綾里など2400人あまりへの避難指示についても、あす正午までにすべて解除する方針です。
大船渡市の山林火災は先月26日に発生し、およそ2900ヘクタールを焼失して、平成以降に国内で発生した林野火災では最大規模です。
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火災に巻き込まれたとみられる90代の男性1人が亡くなったほか、住宅などの建物被害はきょう正午現在、210棟に上っています。
今後、鎮火に向けた消火活動が継続されます。
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