コペルニが200人のゲーマーたちとファッションショー　たまごっちとのコラボも

　セバスチャン・メイヤー（Sebastien Meyer）とアルノー・ヴァイヤン（Arnaud Vaillant）が手掛ける「コペルニ（COPERNI）」が、2025年秋冬コレクションをパリにあるアディダスアリーナで発表した。

　デジタルとの関わりを意識したコレクションを発表しているコペルニは、ベラ・ハディッド（Bella Hadid）の体にスプレーを吹きつけ即興ドレスを作った2023年春夏コレクションや、ディズニーランド・パリ史上初めて、パーク内でファッションショーを開催した2025年春夏コレクションなど、ユニークな取り組みがSNSなどで反響を集めてきた。今回のショーは、人々がコンピュータを持ち寄り、主にマルチプレーヤーコンピュータゲームを行うために互いをネットワークで接続することを意味する「LAN PARTY」をテーマに実施。会場には200人のゲーマーが集い、モデルがキャットウォークをする中、それぞれがゲームをプレイ。「コンピューター＝自由と希望の象徴」として、90年代のインターネットサブカルチャーを代表するソーシャルイベントとコミュニティを称えた。

　2025年秋冬コレクションは、セーラー服のカラーのディテールを取り入れたトップスやボリュームを持たせた中綿ドレス、ポーチが付いたストッキング、肩がカットされたジャケット、フリルとプリーツを用いたスカートなど、アイキャッチーなアイテムで構成。5本指デザインのシューズ「Five-Toes Trainers」やゲームに登場するドラゴンをモチーフにしたようなシューズ「Dragon Wedges Stilettos」も披露された。

　なおショーを前にコペルニは、iPhoneのオン・オフを切り替えるスワイプボタンからインスパイアされたアイコンバッグ「スワイプ バッグ」と90年代に日本で大ヒットしたバンダイの人気ゲーム「たまごっち」とのコラボレーションを発表。ショーでは見られなかったが、今後発売が決まればさらに話題を集めそうだ。