アーセナルを率いるアルテタ監督 [写真]=Getty Images アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
プレミアリーグ第28節が9日に行われ、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦。45+2分にブルーノ・フェルナンデスに直接FKを決められると、74分にデクラン・ライスが同点弾を決めたものの、勝ち越すことはできず、1−1のドローに終わった。
この結果、2位につけているアーセナルだが、リーグ戦3試合未勝利(2分け1敗)で首位リヴァプールとの勝ち点差が「15」に広がった一方、3位ノッティンガム・フォレストとの勝ち点差は「4」に縮まることとなった。
試合後、アルテタ監督は「試合に勝てなかったことは悔しい。試合のあらゆる側面を支配し、完全にコントロールしていたけど、最後の15〜20メートルを少し欠いてしまった。目的意識や方向性、最後のパスやアクションなどが欠けていたけど、試合は明らかに私たちのものであり、望んでいた方向に進んでいる」と振り返りながら、次のように続けた。
「残念ながら、ロングボールをうまくコントロールできず、ボールを手放してしまい、相手が質を活かさないことを期待しなければならない非常に危険なエリアでファウルを犯した。マンチェスター・ユナイテッドに対しては本当に悪い賭けだった。後半に相手がそれを利用した」
「勢いをつけようとしてゴールを決めることができた。相手は抜け出せず苦戦し、そのための足もないように感じていたけど、私たちは基本的なことを本当にひどくやってしまったので、非常に珍しい形でボールを許してしまい、相手にも勝てるチャンスを与えてしまった。3度のビッグチャンスがあったにもかかわらず、現実は私たちで自分たちを救ったということだ。最後には負けていたかもしれないからね」
そして、首位リヴァプールとの勝ち点差が「15」になってしまったことで、心の底でタイトル争いは終わったと感じているかと聞かれたアルテタ監督は「そんなことは言いたくない。だが、今日の試合に勝つことができなかったというフラストレーションがある。切迫感はあるし、そのようなチャンスを手にしたいのなら、すべての試合に勝つ義務がある。でも、今はそのことを話すのに適切な時期ではないと思う」と語るにとどめた。
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