『サン・マメス』でプレーしたFW浅野拓磨 [写真]=Getty Images 9日のラ・リーガ第27節アスレティック・ビルバオ戦に出場した、マジョルカに所属する日本代表FW浅野拓磨について、現地紙が評価を下した。
前節アラベス戦で待望のラ・リーガ初得点を記録した浅野は、9日に行われた第27節アスレティック・ビルバオ戦に4試合連続のスタメン出場を果たすと、開始早々の7分には敵陣深くで相手DFのクリアミスを拾い、ゴール前にグラウンダーのクロスを供給。ニアサイドに飛び込んだFWヴェダト・ムリキのシュートは外れたものの、チャンスを演出した。しかしその後は、膠着した展開となり、浅野も攻撃面で目立てず。スペイン代表期待のアイトール・パレデスと、イェライ・アルバレスのCBコンビの前にシュート0本に終わり、60分にピッチを退いている。
なおマジョルカは、CBアントニオ・ライージョの先制点からわずか2分で同点ゴールを許したが、終始アスレティック・ビルバオに狙い通りの攻撃をさせず、1−1のドローに持ち込むことに成功。昨年はバルセロナ(1月/国王杯)、アトレティコ・マドリード(3月/国王杯)、レアル・マドリード(12月/リーグ戦)とスペイン3強をすべて返り討ちにした、“ラ・カテドラル(大聖堂)”こと『サン・マメス』で貴重な勝ち点1を掴んでいる。
一方、直近4試合の中で、一番早い時間帯での交代となった浅野について、スペイン紙『アス』は「イレギュラーで存在感に欠ける」とやや辛口。続けて「チーム最初の攻撃では、ムリキに良いボールを入れたが、コソボ人FWはそれを大きく外してしまった。スピードとドリブルでディフェンスをかき乱そうとしていたが、50分以降は精彩を欠き、60分にアントニオ・サンチェスと交代した」と評価を下している。
これでリーグ戦の無敗記録を『5』に伸ばしたマジョルカの次戦は、15日に行われる第28節エスパニョール戦となる。