クーマン監督はザークツィーを招集外とした理由を説明した [写真]=Getty Images オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督は、9日に同国メディア『NOS Studio Voetbal』に出演し、マンチェスター・ユナイテッド所属FWジョシュア・ザークツィーを予備選出メンバーから外した理由を説明した。
オランダサッカー協会(KNVB)は2月28日、UEFAネーションズリーグ(UNL)準々決勝でスペインとの2試合に臨む予備選出メンバー25名を発表した。FWではメンフィス・デパイ(コリンチャンス)、コーディ・ガクポ(リヴァプール)、ジャスティン・クライファート(ボーンマス)らが選ばれたが、昨年11月に行われたUNLのボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表戦に先発出場していたザークツィーの名前はなかった。
ザークツィーのメンバー外について尋ねられたクーマン監督は、本人と電話でコミュニケーションをとっていることを明かしたうえで、現時点で同選手に十分な実力がないと考えていることを示唆。「(前回招集時に)彼を見た時、ターンやパスをタイミングなど、認知が十分ではないと思った」と説明した。
また、「原則として調子とフィットネスをより重視しているが、常にそれが可能というわけではない。センターバックやミッドフィルダーはたくさんいるが、前線の選手は選択肢が限られている」としながらも、「しかし、それでも選ばれるにはそれだけの実力が必要だと思う。今の彼は選出に値しないと思うが、別の時期になればまた選出される可能性はある」と語った。
オランダは、日本時間21日にスペインとの準々決勝ファーストレグ、同24日にセカンドレグを戦う予定だ。
【ハイライト動画】ボスニア・ヘルツェゴヴィナ vs オランダ