1月消費支出、0.8%増=食料マイナスで伸び鈍化―総務省

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2025年03月11日 09:02  時事通信社

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時事通信社

 総務省が11日発表した1月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は30万5521円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0.8%増加した。プラスは2カ月連続だが、伸びは前月(2.7%)から鈍化。外壁工事など住居関連の支出が増えた一方、食料は4カ月連続でマイナスだった。

 増加項目は、外壁や塀の工事費が高くなったことなどから住居が39.2%増。電気代は2.0%、ガス代は2.6%それぞれ増加した。気温が低く暖房などの使用が増えたことに加え、政府補助金がいったん終了していることも響いた。

 教育費は授業料などが伸び9.9%プラス。私立大の志願者数が増え、入学金や受験料の振り込みが増加した可能性があるという。

 一方、食料は2.4%減少。ブロッコリーやトマトなど野菜の高騰で、節約傾向が続いた。家庭用耐久財も16.5%減と、3カ月連続でマイナス。洗濯機や電子レンジの買い控えが続いた。 
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