多様性を重視する日本ロレアルは、グループ方針「すべての人のための美、一人ひとりのための美 - Beauty for All, Beauty for Each」を掲げ、女性をはじめとしたすべての人が輝ける社会の実現を目指している。管理職の54%を女性が占め、女性の活躍推進に関する実施状況が優良な企業として、厚生労働大臣から与えられる「えるぼし認定」の最高位である3つ星を取得。今年で20周年を迎える「ロレアル−ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」では、科学の発展に貢献した女性科学者を顕彰し、これまでに75名の女性科学者を支援する。また、2020年にサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を開始して以来、グループ傘下の4ブランドが主導する社会貢献活動を通じて、4年間で約27万人の女性をサポートしてきた。
グループ傘下の「イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beauté)」(以下、YSL)では、世界で女性の3人に1人が経験するとされるIPV(親密なパートナーからの暴力)の防止プログラム「ABUSE IS NOT LOVE」を2020年に開始。非営利団体を通じて2030年までに世界で200万人への啓発を目標に掲げ、日本では主に中高生向けのワークショップ・セミナーを通し、デートDVのメカニズムを教え、互いを尊重しあう対等な関係の築き方を伝えている。YSLは今年の国際女性デーに合わせ、新グローバル啓発キャンペーン「DON’T CALL IT LOVE(それを愛と呼ばないで)」を展開。キャンペーン動画では、一見ロマンチックでありながら暴力のサインが潜む恋愛物語を描き、DVに関する知識を持つよう呼びかける。