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「盗撮してたやろ」などと男性を脅して所持品を奪ったとして、大阪府警曽根崎署は11日、茨木市上郡2のアルバイト、紀(きの)勇大容疑者(32)を恐喝容疑で逮捕したと発表した。署は、盗撮行為をしている疑いがある人を見つけて口止め料名目で現金を奪おうとする「盗撮ハンター」だったとみている。
逮捕容疑は2月8日、大阪市北区の商業施設で女性のスカート内を盗撮していた兵庫県の30代男性に声をかけ、近くの駐車場に連れ出して「犯罪やぞ」「誠意見せろ」などと脅し、男性が所持していたスマートフォン1台を奪ったとしている。容疑者は「弱みを握って金を取ろうと思った」と説明しているという。
署によると当初、容疑者は男性に対して現金10万円を要求。男性が「所持金がない」と伝えたことから男性のスマホを奪い、「明日この場所で(スマホを)現金と交換。来なかったら警察に突き出す」などと脅したという。
男性は容疑者の要求に従わず、数日後に署に相談。自らの盗撮行為も認めたという。事件当日の商業施設の防犯カメラ映像には、容疑者がエスカレーターなどを何度もうろつく姿が確認され、署は容疑者が盗撮行為をしている人がいないか物色していたとみて調べている。【小坂春乃】
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