JR北海道、2026年春に廃止される留萌本線の「新たな交通体系」発表

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2025年03月11日 20:51  マイナビニュース

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JR北海道は11日、留萌本線の鉄道事業廃止(2026年4月1日に廃止予定)に伴う「新しい交通体系」の概要を発表した。留萌本線は深川〜石狩沼田間を結ぶ14.4kmの路線。かつて深川〜増毛間(66.8km)を結んでいたが、段階的に廃止が進み、現在は日本で最短の「本線」となっている。


現在、留萌本線(深川〜石狩沼田間)では1日に計14本の列車を運行しているが、廃止後はこの一部を路線バス(道北バス)に置き換える。従来より運行している貸切バス(明日萌観光バス)、路線バス(空知中央バス)と合わせ、平日19本・土休日13本の体制で運行を予定している。



道北バスは深川〜石狩沼田間で平日8本・土休日7本を運行。既存の停留所31カ所を5カ所程度に絞り込み、速達便として運行する。朝の1便は深川西高校に乗り入れる。明日萌観光バスは現在、深川西高校に乗り入れているが、「新しい交通体系」への移行後は深川〜石狩沼田間のみの運行となり、同校への乗入れは廃止する。運転本数は平日1本で、土休日は運転しない。空知中央バスは現在と変わらず、深川市立病院〜石狩沼田間で平日10本・土休日6本を運行予定。その他、旭川〜留萌間を結ぶ路線バス(沿岸バス・道北バス)は現在と変わらず1日10本の運行を予定している。



バス利用者の利便性向上を図るため、沿線の施設整備も進められる。深川駅周辺では複合施設を整備中で、バスターミナルとして機能する予定。秩父別ではコミュニティプラザ「ピリナ」が2025度中にオープンし、バス待合所として利用される計画となっている。なお、「新しい交通体系」の具体的な停留所や時刻については調整中。今後の協議を経て決定する予定とされている。(佐々木康弘)

このニュースに関するつぶやき

  • ま・じ・で!!!! 新幹線と札幌都市圏と貨物用ルートを除く、北海道の鉄道全線が廃止になる日は、遠くないと思う!!と言うより、黒字を出せる見込みのない土地にこれだけの鉄道を敷いてしまった国鉄の功罪を問いたい!
    • イイネ!4
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