マルシェで販売した焼き芋を持つ「岡山自立支援センター」の職員=12日午後、岡山市北区 中国四国農政局は、障害者らが農業の現場で活躍する「農福連携」を周知するためのマルシェを岡山市の岡山地方合同庁舎前で開催した。職員や地域住民が訪れ、完売する商品が相次いだ。
12日午前11時から午後2時までの開催で、障害者雇用を進めるNPO法人「岡山自立支援センター」は障害者が調理補助をした焼き芋などを販売。担当者は出店について「知名度アップだけでなく、売り上げにもつながる。障害者の励みになる」と話していた。
農福連携を掲げる「八天堂ファーム」(広島県)も生活困窮者が栽培したぶどうを使ったスイーツなどを販売した。多めに商品を用意していたというが、ほとんどの商品が完売。担当者は「想定以上の反響だ」と笑顔で話していた。
農福連携マルシェは2回目。2024年12月の初回が好評で、今回の開催が決まった。同局は、25年度以降も定期的な開催を継続したい考え。