何が変わった? 「iPhone 16e」と「iPhone SE(第3世代)」の各スペックを比較してみた【2025年3月版】

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2025年03月13日 06:20  Fav-Log by ITmedia

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 iPhone SE(第3世代)が発売された2022年3月から早3年――同機は2025年2月に終売を迎え、実質的な後継モデルとなる「iPhone 16e」が発売されました。

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 ここではiPhone SE(第3世代)からiPhone 16eになって変化したポイントを紹介していきます。

●ディスプレイはサイズだけでなく輝度もUP

 まずはディスプレイ関連の仕様を確認してみましょう。デザインに関しては、iPhone SE(第3世代)がホームボタンを備えているのに対して、iPhone 16eは画面上部にノッチがあるデザインを採用しています。

 また画面サイズに関しては、iPhone SE(第3世代)が4.7インチだったのに対して、iPhone 16eは6.1インチまで拡大。液晶ディスプレイから有機ELディスプレイに変わったのも特徴です。

 仕様については、iPhone 16eになってコントラスト比が上がっており、輝度は最大625ニトから最大800ニトまで上がりました。またHDRコンテンツのピーク輝度は1200ニトに対応していることもポイントです。

●カメラはシングルだが2倍ズーム可能に

 背面カメラは、iPhone SE(第3世代)も、iPhone 16eもメインカメラのみの単眼構成です。ただし、前者の解像度が1200万画素だったのに対して、iPhone16eでは4800万画素まで上がっています。

 この画素数のアップによってiPhone 16eのカメラでは、イメージセンサー中央部の画素を使って擬似的に2倍ズーム(クロップズーム)ができるようになりました。クロップズーム時は、最大で2400万画素の写真を撮影できるので、iPhone SE(第3世代)の等倍よりも精細な写真を撮れます。

 またインカメラについて、iPhone SE(第3世代)が700万画素だったのに対して、iPhone 16eでは1200万画素まで解像度が上がっていることも重要です。

 撮影機能については、iPhone 16eの方が多くの機能に対応していることがポイント。具体的には「ナイトモード」や「オーディオズーム」「風切り音の低減」「オーディオミックス」などの機能に、新たに対応しています。

●性能はiPhone 16eの方が有利

 搭載するプロセッサーは、iPhone SE(第3世代)では「A15 Bionic」だったのに対して、iPhone 16eでは「A18」に変わりました。

 これによって、2025年4月以降のアップデートで日本語対応も予定されている「Apple Intelligence」へ対応し、AAAタイトルのゲームプレイもこなせるようになるど、基本性能面でも堅実な進化を遂げています。

 バッテリー持ちの時間も、iPhone 16eの方が長くなっており、ビデオ再生(ストリーミング)の場合の時間を比べると、iPhone(第3世代)が最大10時間しかなかったのに対して、iPhone 16eだと最大21時間まで伸びています。

 充電端子については、iPhone(第3世代)ではLightningだったものが、iPhone 16eではUSB Type-Cに変わっています。伝送速度に関してはUSB 2.0の最大480Mbpsで変わりません。

●アクションボタンの有無とMagSafeの対応をチェック

 その他の仕様についてもおさらいしておきましょう。まず、iPhone(第3世代)からiPhone 16eまでは、デザインが大きく変わっているので、サイズや重さには大きな差があります。重さに関しては、144gから167gまで増えています。

 操作面では、iPhone 16eでは端末側面に新たに「アクションボタン」が搭載されていることが挙げられます。このボタンには指定のショートカット操作を割り当てることが可能です。

 そのほかは、生体認証についても、Touch IDから、Face IDに変わっており、使い勝手も変化していること。防水防じん性能がIP67からIP68に強化されていることなどを押さえておくとよいでしょう。

●Apple Storeオンラインでの価格を比較

 最後に価格をおさらいしておきましょう。iPhone(第3世代)の発売時の価格と、iPhone 16eのApple Storeオンラインでの価格(税込表記)は、以下の通り。ストレージの最小構成が128GBに上がっていたり、各種仕様が進化してはいるものの、数年で価格が倍近く上がったのは驚きです。

 しかし、NTTドコモやau、ソフトバンクのモデルでは、MNP(番号ポータビリティ)と端末購入補助プログラムなどの利用で、実質負担が大きく下がることもあります。購入の際は、そうしたサービスの利用も検討してみてください。

・iPhone(第3世代)(発売当初)

64GBモデル:5万7800円

128GBモデル:6万3800円

256GBモデル:7万6800円

・iPhone 16e

128GBモデル:9万9800円

256GBモデル:11万4800円

512GBモデル:14万4800円

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