レアル、PK戦の末にCL準々決勝へ進出! アトレティコは“ダービー”第2戦に勝利も無念の敗退

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2025年03月13日 08:43  サッカーキング

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レアル・マドリードがラウンド16突破 [写真]=Getty Images
 チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・セカンドレグが12日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。

 リーグフェーズで5勝3敗を記録し、勝ち点「15」の11位でプレーオフに進んだレアル・マドリード。マンチェスター・シティとの大一番を制した前回大会王者は、同じ街に本拠地を構えるアトレティコ・マドリードが待つラウンド16へ駒を進めた。迎えたホームでのファーストレグは2−1の白星を収めて先勝。準々決勝進出を目指し、運命の“マドリード・ダービー”第2戦へと臨む。

 試合は開始直後の27秒にアトレティコ・マドリードがスコアを動かす。キックオフからパスを繋ぎ始め、最終ラインから前線にロングフィード。一度は相手にクリアされるが、こぼれ球をアントワーヌ・グリーズマンが回収して再び攻撃に転じる。テンポの良いパス交換で前進し、フリアン・アルバレスが右サイドに展開。ロドリゴ・デ・パウルの折り返しを最後はコナー・ギャラガーが合わせ、幸先よく先制に成功した。

 以降はレアル・マドリードが支配率を高めて相手を押し込むが、アトレティコ・マドリードも粘り強い守備と鋭いカウンターで対応。戦前の予想通り守備の時間が大半を占めるものの、シュート本数では相手を大きく上回るなど巧みにゲームをコントロールしていく。

 レアル・マドリードの攻撃が停滞するなか、アトレティコ・マドリードは25分にチャンスを作り出す。自陣左サイドでのフリーキックからキッカーがロングパスを供給。アントニオ・リュディガーが頭で跳ね返したボールをアルバレスが拾い、自らドリブルでボックス内に運びつつ左足を一振り。強烈なシュートは枠を捉えたが、古巣戦となったGKティボー・クルトワに弾かれてしまった。

 39分にもジュリアーノ・シメオネのラストパスからアルバレスがポケットに侵入。右足でニアを狙ったものの、再度GKクルトワがセーブする。前半はアトレティコ・マドリードの1点リードで終了し、勝負はハーフタイムに突入した。

 後半も前半と同様の展開のまま時間が経過。そんななか、69分にレアル・マドリードの高速カウンターが炸裂する。自陣ボックス内でエドゥアルド・カマヴィンガがボールを奪取。ヴィニシウス・ジュニオールを経由してピッチ中央のジュード・ベリンガムにパスがわたり、最前線のキリアン・エンバペに素早く繋ぐ。得意のドリブルで2枚のDFを翻弄し、クレマン・ラングレに倒されPKを獲得。しかし、キッカーを務めたヴィニシウスのキックは枠を外れ、決定機を逃してしまう。

 セカンドレグの90分間は1−0でタイムアップ。2戦合計2−2で両チームは延長戦に臨むことになった。白熱の一戦は120分間でも決着つかず。勝敗は延長戦に委ねられる。続々とキックを成功させていくなか、アトレティコ・マドリードは2人目のアルバレスがスリップ。ボールに2度触れてしまったため、失敗と判定される。4人目はルーカス・バスケスがストップされたものの、マルコス・ジョレンテのキックも枠外へ。最後はリュディガーが決め切り、レアル・マドリードが勝ち抜きを決めた。準々決勝・ファーストレグは来月9日からスタートする。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 1−0(2戦合計:2−2/PK戦:2−4) レアル・マドリード

【得点者】
1−0 1分 コナー・ギャラガー(アトレティコ・マドリード)

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