去就注目のキミッヒ、バイエルンとの契約延長が正式決定!「まだまだ終わるつもりはない」

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2025年03月14日 00:05  サッカーキング

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バイエルンで活躍を続けるキミッヒ [写真]=Anadolu via Getty Images
 バイエルンは13日、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒとの新契約締結を発表した。新契約期間は2029年6月30日までと明かされている。

 キミッヒとバイエルンの以前の契約は今年6月末をもって満了を迎えるものの、新契約がなかなか結ばれず、その去就には注目が集まっていた。一時はバイエルンの上層部が、決断を躊躇し続けるキミッヒに対して業を煮やし、新契約のオファーを撤回したと見られていた。それに加えて、特にパリ・サンジェルマンが本腰を入れて獲得に乗り出すなど、数々のビッグクラブからの関心も報じられており、今季限りでバイエルンを離れる可能性も指摘されていた。しかし、最終的には本人が残留を熱望したことで、バイエルンとの契約延長が決定。新たに4年間の契約を結んだ。

 キミッヒは1995年2月8日生まれの現在30歳。シュトゥットガルトのアカデミー育ちで、2013年夏には18歳にしてライプツィヒへ完全移籍。同クラブでトップチームデビューを飾り、1年目には同クラブの2部昇格に貢献するなど主力として活躍を続け、在籍した2シーズンで公式戦通算55試合出場3ゴール4アシストを記録。2015年夏、シュトゥットガルトが買い戻しオプションを行使したものの、同クラブに戻るのではなく、完全移籍でバイエルンへ加わった。

 加入当初にバイエルンを率いていたジョセップ・グアルディオラ監督(現:マンチェスター・シティ)は、キミッヒを中盤、センターバック、サイドバックとさまざまなポジションで起用。右サイドバックと中盤を本職としたことから、元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム氏の後継者と称された。以降はバイエルン一筋でプレーを続け、これまでにブンデスリーガ8連覇や3度のDFBポカール制覇を経験したほか、2019−20シーズンにはクラブにとって7年ぶり6度目となるチャンピオンズリーグ(CL)優勝にも貢献。在籍10年目を迎えた今季も絶対的な主力に君臨しており、ここまで行われた公式戦では39試合のピッチに立って、1ゴール10アシストを記録。バイエルンでは公式戦通算429試合出場43ゴール114アシストという数字を残している。

 また、ドイツ代表としても、2016年5月のデビュー以降は長きにわたって活躍。FIFAワールドカップは2大会連続、EUROは3大会連続出場中で、国際Aマッチ通算97試合出場7ゴールを記録している。

 契約延長に際し、キミッヒはクラブを通してコメントを発表。「バイエルンには、僕のスポーツ面における目標を達成するために『最高』と呼ぶことのできる環境がある。それが僕の決断の理由だ。今の僕にとって、チームメイト、コーチングスタッフ、クラブ環境など、最大の成功を収めるためにこれ以上恵まれた条件はない。僕はここで家のような快適さを覚えているし、まだまだ終わるつもりはないよ」と言葉を発した。

 同時に、ヘルベルト・ハイナー会長もコメントを出しており、「我々のスポーツ・マネージメント部門と理事会に賛辞を送りたい。バイエルンというクラブは、ユニフォームを背負うことへの意味を見出すだけでなく、ピッチの内外で責任感に溢れた選手を必要としている。ジョシュア・キミッヒは、そのような選手の一人なのだから」と、新契約をまとめたクラブスタッフへ感謝の思いを明かした。


【動画】キミッヒが堂々の残留宣言!
 
Verwurzelt in München! Hier, um zu bleiben! 🌳 #Kimmich2029#MiaSanMia #FCBayern pic.twitter.com/j19CNI41BF— FC Bayern München (@FCBayern) March 13, 2025

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