フェネルバフチェを率いるモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images フェネルバフチェを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、レンジャーズ戦の判定に苦言を呈した。
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・セカンドレグが13日に行われ、フェネルバフチェはレンジャーズと対戦。1−3で先勝を許して迎えた敵地での一戦は、セバスティアン・シマンスキの2ゴールで追いついて90分が終了。延長戦でも決着はつかず、PK戦にもつれたものの、2−3で敗れて、敗退となった。
試合後、モウリーニョ監督はイギリスメディア『TNT Sports』で「ピッチ上では断然ベストチームだった。僅差ではなく、断然だ。90分間で勝利に値していたし、120分間でも勝利に値していた。ファーストレグは正直に言って、ミスをして負けるべくして負けたと言えた。しかし、この試合は正直、断然ベストチームだったと言わざるを得ない」と振り返った。
一方、判定には不満を見せたモウリーニョ監督は、自身がローマの指揮官だった時の2023年に行われたEL決勝でアンソニー・テイラー主審に対する暴言で、UEFA(欧州サッカー連盟)から4試合のベンチ入り禁止処分が下されていたが、この時の言動が要因となって不利な判定が続いているかもしれないことをほのめかした。
「主審とVARがPK戦にもつれるべきだと判断した。第4審判は良い人で主審のように傲慢ではなかった。彼は良い人で、自分の仕事をしようとしていただけで、もちろん判定を下していたわけではない。彼は私たちのベンチを落ち着かせようとしていた」
「落ち着いていたのは私だけだった。皆、特にノートパソコンの前にいる人たちはコントロールするのが難しいからね。私に関して言えば、今シーズンの初日からチームに起こったことすべてがブタペストの決勝の結果ではないことを願うだけだ」
「ただの偶然であってほしいと願っている。なぜなら、あの決勝以来、そしてブタペストの決勝後の私のベンチ入り禁止処分以来、私たちに起こったすべてだからだ。チャンピオンズリーグに出場できなかったのも、リールが120分にPKを決めたからで、マンチェスター・ユナイテッド戦では誰もが見たPKがなくて勝利することができなかったからね」
先日、スュペル・リグ(トルコ1部)でのガラタサライ(△0−0)戦後にも、相手ベンチや第4審判などを批判したことにより、トルコサッカー連盟(TFF)から処分を受けていたモウリーニョ監督だが、今度はレンジャーズ戦の判定にも納得できなかったようだ。