
日本陸上連盟は14日、中国・南京で開催される、世界室内陸上競技選手権大会(3月21日〜23日)の日本代表13人を発表した。今季、ショートトラックで4戦連続(1000m、1マイル、3000m、5000m)となる日本新記録樹立した田中希実(25、New Balance)は3000mに、男子110mハードル日本記録保持者の泉谷駿介(25、住友電工)は走幅跳に出場する。
田中は1月31日(現地時間)にアメリカで行われた室内ツアー初戦の1000mを2分39秒06の日本新記録で優勝。その後も1マイル(4分28秒54)、3000m(8分33秒52)、5000m(14分51秒26)といずれも日本新記録を更新する快走を見せている。泉谷は去年9月の全日本実業団陸上に走幅跳で出場し、8m14で3連覇を達成。9月に行われる東京2025世界陸上では“本職”の110mハードルと走幅跳の2種目でメダル獲得を目指す。
そのほか、男子400mにはパリ五輪代表の佐藤風雅(28、ミズノ)、女子はフランス・メッスで行われた室内ツアーシルバー大会の60mハードルで日本新記録の8秒00をマークした田中佑美(26、富士通)が代表に名を連ねた。
世界室内は大会カテゴリーGWに該当し、WAワールドランキングによる東京2025世界陸上の出場権を獲得するために重要な大会となる。
第20回目を迎える今大会は、26種目の競技を約120か国から500人以上の選手が競い合う、今年最初の世界大会。前回大会(イギリス・グラスゴー)では多田修平(28、住友電工)が男子60mで日本人初のファイナリストとなり7位入賞、田中が女子3000mでアジア新記録を樹立している。
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■男子 11人
60m 西岡尚輝(東海大仰星高)
60m 木梨嘉紀(筑波大大院)
400m 佐藤風雅(ミズノ)
400m 吉川崚(筑波大大院)
800m 石井優吉(ペンシルバニア州立大)
60mH 西徹朗(早稲田大)
走高跳 原口颯太(順天堂大)
走高跳 長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックス)
走幅跳 泉谷駿介(住友電工)
走幅跳 津波響樹(大塚製薬)
七種競技 丸山優真(住友電工)
■女子 2人
3000m 田中希実(New Balance)
60mH 田中佑美(富士通)