議論紛糾の“ダブルタッチ”判定…CLマドリードダービーを裁いた主審は「可能性が99%あると伝えた」

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2025年03月14日 14:14  サッカーキング

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“ダブルタッチ”と判定されたJ・アルバレス [写真]=Getty Images
 12日(現地時間)に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・ノックアウトフェーズ・ラウンド16第2戦のアトレティコ・マドリードvsレアル・マドリード戦における、PK戦でのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの“ダブルタッチ”判定が引き続き大きな注目を集めている。

 スペイン勢同士の対決となった同試合は、2戦合計スコア2−2のままPK戦に突入。4人目のキッカーとして登場したアトレティコ・マドリードのJ・アルバレスはスリップしながらもキックを成功したかに思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のレビューによってダブルタッチが確認され、得点は認められず。最終的に、レアル・マドリードがPK戦を4−2で制して準々決勝に進出し、アトレティコ・マドリードは涙を飲む形となった。

 試合後もSNS上でさまざまなアングルの写真や動画が出回り、J・アルバレスのダブルタッチがあったか否かについて議論が紛糾している。スペインメディア『Relevo』が13日(現地時間)に伝えたところによると、同試合を裁いたポーランド人審判員のシモン・マルチニアク主審は問題の場面について言及。レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペからダブルタッチについて指摘されたことでVAR使用に踏み切ったという一部の噂を完全否定した。

「(噂は)完全な虚偽だ。VARにJ・アルバレスがダブルタッチした可能性が99%あると伝えたのは、私の判断。彼らはそれを徹底的に調べた」

 意図しないダブルタッチは珍しい現象だが、マルチニアク主審も「これまでのキャリアでこのような状況に遭遇したことはない」と驚きを隠せない様子。一方で「選手たちはルールを知っている」と、規定通りの判定だったことを付け加えた。

 なお、欧州サッカー連盟(UEFA)は13日(現地時間)にダブルタッチ判定について言及。「確かに軽微な接触ではあったが、ビデオ映像を見ればわかるように、同選手はキックの前に軸足でボールに接触している。現行のルール(競技規則14.1)上では、VARは主審に『ゴールは認められない』とコールしなければならない」と見解を示している。

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