チェルシー加入で合意したと見られるクエンダ [写真]=Getty Images チェルシーは、スポルティングに所属するポルトガル代表FWジオバニー・クエンダの獲得で合意したようだ。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。
2007年4月30日生まれで現在17歳のクエンダは、2019年にベンフィカからスポルティングの下部組織に加入。右サイドを本職としながら、両サイドでプレー可能な左利きのウィンガーで、今季開幕前のポルトガルのスーパーカップ(スーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラ)でトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦43試合出場で2ゴール8アシストを記録している。
また、U−17から世代別のポルトガル代表に選出され、U−21ではすでに3試合に出場しているほか、まだデビューは果たしていないものの、A代表にも招集された経歴を持っている。
そんなクエンダにはかねてより、アーセナルやリヴァプール、マンチェスター・シティ、ニューカッスル、レヴァークーゼン、ユヴェントスなど多数のクラブから関心が寄せられていることが報じられており、今後の動向には注目が集まっていた。
しかし、今回の報道によると、秘密の電撃作戦の末、チェルシーが争奪戦を制してクエンダを獲得することでスポルティングと合意に至った模様で、同選手自身もチェルシーとエンツォ・マレスカ監督の計画に賛同したという。すでにメディカルチェックは完了していて、2026年夏にチェルシーに加入する予定であることが伝えられている。
これに伴い、2022年5月にオーナーが交代して以降若手選手の獲得に力を入れているチェルシーでは、ブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアン(パルメイラス)やエクアドル代表MFケンドリー・パエス(インデペンディエンテ・デル・バジェ)という共に現在17歳の今夏の加入がすでに決定しているほか、U−17カザフスタン代表FWダスタン・サトパエフ(カイラト・アルマトイ)やU−17ブラジル代表DFデンナー・エヴァンジェリスタ(コリンチャンス)の2026年夏加入が内定していることが報じられているなか、クエンダも2026年夏に加入することになりそうだ。