発生から鎮圧まで12日に及んだ岩手県大船渡市の山林火災で、防衛省は14日、自衛隊の災害派遣活動を終了したと発表した。地元消防で対応可能になったとして、岩手県から撤収要請が入ったという。
自衛隊は火災発生当日の2月26日、県知事の要請を受けて出動。大型ヘリコプターCH47を最大時に8機投入した。ヘリによる空中からの放水は計1296回を数え、水量は約6480トンに上った。1日当たりの最大は3月3日の389回、1945トンだった。
山林火災では大船渡市の面積の9%に当たる約2900ヘクタールが焼失。平成以降に国内で起きた林野火災では最大規模となった。【松浦吉剛】
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