<第48回日本アカデミー賞>最優秀アニメーション作品賞は『ルックバック』 押山清高監督、スタジオジブリからのブロンズに「感慨深いです」

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2025年03月15日 01:30  クランクイン!

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劇場アニメ『ルックバック』メインビジュアル (C)藤本タツキ/集英社 (C)2024「ルックバック」製作委員会
 「第48回日本アカデミー賞授賞式」が14日、都内で開催され、『ルックバック』が最優秀アニメーション作品賞を受賞。メガホンをとった押山清高監督、声優を務めた女優の河合優実が喜びを語った。

【写真】映画『ルックバック』場面写真

 『ルックバック』は、『チェンソーマン』などの話題作を手がけた漫画家・藤本タツキの青春漫画を劇場アニメ化。学生新聞に4コマ漫画を描いている少女と、不登校の少女が漫画を通じて繋がる。監督は、『借りぐらしのアリエッティ』などのアニメ作品にスタッフとして携わってきた押山清高。

 押山監督は「栄誉ある賞をいただきありがとうございます」と感無量な表情を浮かべると、隣の河合を見つめ「河合さんをはじめ、一緒に立たせてもらっているアニメーターの井上(俊之)さんは、何十年とアニメ業界を支えてくださった優秀なスタッフさんで……。多くのアニメーションって、本当に技術を持って作るという風なところに支えられていなければ、映画って作れないものだと思うのですが、そうしたスタッフたちがいたからこそ、この作品は作ることができたと思います」と周囲への感謝を述べる。

 またこの日のプレゼンターは、昨年『君たちはどう生きるか』で最優秀アニメ―ション作品賞を受賞したスタジオジブリのスタッフ。押山監督は「この賞をスタジオジブリさんからいただけるというのが、すごく特別な感じがします」と語ると「7年前、私は宮崎駿監督の元で『君たちはどう生きるか』の原画スタッフとして参加していました。その現場から離れる際に『これからは自分たちの映画作りに行きます』と宮崎監督にお別れのあいさつをしたんです。その7年後にスタジオジブリさんからこういった賞を受け取れたというのは、感慨深いです」としみじみ述べていた。

 声優として作品に参加した河合は「本当におめでとうございます。声を演じる前にアニメーションが送られてきたときから、本当に素晴らしい作品だと思って心が奪われていました。押山監督のアニメーションが世界の皆さんに届くことをすごくワクワクして待っていたので、こういう日を迎えられることをすごく嬉しく思うと同時に、(受賞に)やっぱりという気持ちになっています。私は『ルックバック』のことを誇りに思っていますし、映画に関わられた皆さんに敬意を表したいと思います」と語っていた。

■優秀アニメーション作品賞(★は最優秀賞受賞者)
・がんばっていきまっしょい
・機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
・劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
・劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
★ルックバック

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