2025スーパーGT岡山公式テスト au TOM'S GR Supra 3月15日、2025年のスーパーGTの幕開けとも言える岡山公式テストの1日目午前の走行が岡山県の岡山国際サーキットで行われ、9時30分からスタートしたセッション1は、気温が上がらずみぞれも舞う厳しいコンディションのなか、6回もの赤旗中断が発生している。そんななか、2024年チャンピオンのau TOM'S GR Supra、VENTENY Lamborghini GT3がそれぞれトップタイムを記録した。
今回の公式テストは、年間でエントリーしているチームのうちまだ体制発表を行っていないCARGUY MKS RACING、部品の到着遅れで不参加となった埼玉Green BraveをのぞきGT500クラス15台、GT300クラス26台が参加。9時30分から走行を開始した。なお、直前に行われたGTEテストでUPGARAGE AMG GT3が、GT500テストでSTANLEY CIVIC TYPE R-GTがクラッシュしており、この公式テストにパーツを間に合わせての走行となった。
そんな岡山公式テストの走り出しだが、気温、路面温度とも低い状況で、GT500クラス、GT300クラスともタイヤのウォームアップに非常に苦しむなかでのテストとなった。さらに、PONOS FERRARI 296がバックストレートで、DENSO KOBELCO SARD GR Supraが1コーナーアウトのグラベルで、マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号がヘアピンでストップとたび重なる赤旗中断がある荒れた展開となった。なおこれらの車両はセッション中にコースに復帰している。
走行途中もみぞれが舞い、路面温度が低い状況が続きピットロードでのスピン車両も出るなど厳しいコンディションでのテストとなったが、5回目の赤旗中断前に1分17秒833を記録した2024年チャンピオンのau TOM'S GR Supraがトップタイムとなった。2番手はAstemo CIVIC TYPE R-GT、3番手はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8となった。