先発出場を飾った守田英正 [写真]=Getty Images プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)第26節が15日に行われ、スポルティングとファマリカンが対戦した。
ここまで25試合を消化したリーグ戦で18勝5分2敗を記録し、勝ち点「59」の首位に立つスポルティング。ルベン・アモリム監督の退任から一時は大きく成績を落とした同クラブだったが、現在は完全に勢いを取り戻してプリメイラ・リーガ12試合無敗を継続中だ。前節に約1カ月ぶりとなる公式戦復帰を果たした守田英正は、今節中盤の一角として先発出場。ケガ明けながらスターティングメンバーに名を連ねている。
試合は開始直後にスポルティングがスコアを動かす。自陣左サイドでのボール奪取からカウンターに移行し、守田からボールを受けたジオバニー・クエンダがヴィクトル・ギェケレシュに繋ぐ。華麗なタッチでマーカーを振り切り、スピードに乗ったドリブルで2枚目のディフェンダーも突破。ボックス内に入り込みながらマイナスに折り返すと、最後はイバン・フレスネダが合わせて先制弾を挙げた。
リードしたホームチームだったが、32分に右サイドからクロスを上げられると、競り合ったウスマン・ディオマンデのひじが相手選手に直撃。主審はイエローカードを提示し、ファマリカンにPKが与えられる。キッカーを務めたオスカル・アランダがGKルイ・シルヴァの逆を突き、ゲームは振り出しに戻された。
そんななか、今度はスポルティングがPKでゴールを奪う。62分に右サイドから送ったクロスが大外へ流れ、バックパスを受けたマクシミリアーノ・アラウホが相手選手と接触。目の前で起きた交錯に対して主審は迷わず笛を吹き、スポルティングがPKを獲得する。プレッシャーのかかる状況でギェケレシュが冷静にキックを沈め、再びスポルティングがファマリカンを突き放した。
その後、80分に退場者を出したスポルティングだったが、88分に途中出場のジェニー・カタモが大きな追加点をゲット。結局、そのまま試合は3−1で終了し、スポルティングが勝利した。なお、守田は73分までプレーしている。次節は30日に行われ、スポルティングはアウェイでエストレラ・アマドーラと対戦する。
【スコア】
スポルティング 3−1 ファマリカン
【得点者】
1−0 1分 イバン・フレスネダ(スポルティング)
1−1 35分 オスカル・アランダ(PK/ファマリカン)
2−1 64分 ヴィクトル・ギェケレシュ(PK/スポルティング)
3−1 88分 ジェニー・カタモ(スポルティング)