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<カーリング世界選手権:日本9−10中国>◇16日◇韓国・議政府(ウィジョンブ)◇女子1次リーグ
【議政府(韓国)=飯岡大暉】世界ランキング5位の日本代表「フォルティウス」が連勝を逃した。3戦目で中国(同17位)に9−10で敗れて1勝2敗。午前のイタリア(同8位)戦に続き白星を狙ったが、跳ね返された。
前日の“悪夢”がよみがえった。有利な後攻ながら、第2エンド(E)で1点を与える。第3Eはスキップ吉村紗也香(33)の最終投がやや長くなり、一挙4点を奪われた。2連続スチールを許し、0−5とリードされた。
直後の第3Eでは3点を奪い返し、意地を見せた。しかし第5Eに2点を返され、ハーフタイム明けの第6Eでこの日3度目のスチールを喫し3−9と差を広げられ、逃げ切られた。
前日の初戦韓国戦では、第2Eで4失点。勢いに乗れず、延長戦の末に8−10で敗れていた。イタリア戦では初回に5点を奪い、払拭したかに思われたが、再びの大量失点を喫した。
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今大会は26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)出場枠がかかる。日本は4位前後に入れば、出場権を獲得できる可能性が高い。17日は午前9時からリトアニア(同20位)、午後2時からスイス(同1位)と対戦する。
◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道 国別出場枠は10。24、25年世界選手権の順位に応じたポイント順で上位7カ国(開催国イタリア除く)が枠を獲得。過去に同方式で7番目に枠をつかんだ国は14年ソチ大会が9点、18年平昌大会が12点。24年はSC軽井沢クが11位(3点)のため、フォルティウスが今大会4位(11点)以上に入れば枠獲得の可能性が高まる。枠獲得を逃した場合、12月の五輪世界最終予選で残りの2枠を争う。今大会の結果にかかわらず9月に代表候補決定戦(北海道・稚内)が行われ、25年日本選手権を制したフォルティウス、昨年王者のSC軽井沢ク、世界ランク最上位のロコ・ソラーレの3チームが争う。
◆大会方式 13チームが出場し、総当たりの1次リーグを行う。上位6チームが決勝トーナメントへ進出。1、2位は準決勝へ直行し、3〜6位はプレーオフを行う。3位対6位の勝者は2位、4位対5位の勝者は1位との準決勝に進む。
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