岡山交通が運行を開始した点字ブロックタクシー=18日午前、岡山市北区 タクシー事業などを展開する岡山交通(岡山市)は18日、点字ブロックをデザインしたタクシーの運行を始めた。視覚障害者の安全で快適な移動を支援する点字ブロックを広く知ってもらうための取り組み。1967年3月18日に同市内で世界で初めて点字ブロックが設置されたことにちなんだ。同日は「点字ブロックの日」と定められている。
タクシーには、車体を1周囲むように点字ブロックをデザインし、突起部分の模様を全体に散りばめた。点字ブロックの重要性などを改めて認識するきっかけにしてもらいたい考えだ。岡山が発祥の地であることも文字で大きく表示して周知を図る。
タクシーの出発式で、同社の古谷和秀代表取締役は「(視覚障害者らが)安全で快適に移動できる環境づくりに、少しでも役に立てれば」と話した。