バルサ、レアル・マドリードから関心も…マラガの18歳逸材WGの行き先はニューカッスル?

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2025年03月19日 06:01  サッカーキング

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18歳ながらマラガに欠かせない存在となっているアントニート [写真]=Getty Images
 マラガに所属するU−19スペイン代表FWアントニオ・コルデロが、今シーズン終了後にプレミアリーグのニューカッスルへ移籍する可能性が高まっているようだ。スペインメディア『マルカ』が17日に報じた。

 現在18歳で、“アントニート”という愛称でも知られる同選手は、ベティスのカンテラ(育成組織)出身。14歳の頃、マラガのカンテラへ移った。2023年9月、弱冠16歳にしてマラガでトップチームデビューを飾ると、プリメーラ・ディビシオンRFEF(3部相当)に沈んでいたチームにおける“ジョーカー”として公式戦20試合に出場。ジムナスティック・タラゴナと激突した2部昇格プレーオフでは、2戦合計3−3という状況で迎えた敵地でのセカンドレグ延長戦後半アディショナルタイムに劇的決勝ゴールをマーク。自らの得点により、マラガを1年でのセグンダ(2部)復帰へ導いた。

 セグンダ復帰初年度の今シーズン、マラガは第31節終了時点で8勝15分8敗の成績を残し、勝ち点「39」で17位につけている。降格圏の19位エルデンセとは勝ち点差が「4」と、チームは苦しい戦いを強いられているが、アントニート個人としては出場機会を大幅に増加させ、充実のシーズンを過ごしている。ここまで行われたセグンダでは30試合のピッチに立ち、5ゴール6アシストを記録。スピードとテクニックに溢れるドリブルが武器のウインガーで、左右双方のポジションからマラガの攻撃陣をけん引してきた。

 そんなアントニートとマラガとの契約は今シーズン限りで満了を迎えるが、これまでマラガが提示した契約延長オファーに対して、アントニート側はすべて首を横に振ってきたという。この背景にはスペインの2大巨頭、バルセロナとレアル・マドリードからの関心があり、アントニート自身も来夏のステップアップを望んでいる模様。『マルカ』や『ディアリオ・スール』などの現地メディアは、バルセロナが争奪戦を一歩リードしていると報じていた。

 だが、ここに来て急展開が生まれた。今回の報道によると、ニューカッスルが既に選手側との交渉をまとめ、来夏のフリー加入が決定的になったという。ニューカッスルはこれまでも、若き日のMFミケル・メリーノ(現:アーセナル)やMFアジョセ・ペレス(現:ビジャレアル)、“苦労人”として数々のクラブを渡り歩いていた頃のFWホセル(現:アル・ガラファ)ら、後にスペイン代表に上り詰める選手たちを獲得してきた実績がある。『マルカ』は「スペインサッカー界から選手を獲得するスペシャリスト」と指摘。そんなクラブがアントニートに目をつけ、早々と交渉を進めたことで、来夏の加入が濃厚となったようだ。

 果たして、U−19スペイン代表の“常連”としても活躍するマラガの“ヤングスター”は、報道通り来季よりニューカッスルの一員となるのだろうか。今後の動向に注目だ。


【ハイライト動画】マラガを2部復帰へ導いたアントニートの“執念”


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