日本代表MF/FW久保建英 FIFAワールドカップ26アジア最終予選の第8節で日本代表はサウジアラビア代表と対戦し、0−0で引き分けた。試合後、久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)がメディア取材に応じた。
20日のバーレーン代表戦に続き、2試合連続でPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された久保は、「誰がなってもおかしくなかったかなと思うので、誰が選んでいるかわからないですけど、ひとまず感謝しています」と述べつつ、「個人としてはあそこまで一方的な試合展開で0−0というのは、少しもったいなかったかなと思います」と冷静に試合を振り返った。
日本は終始ボールを支配して敵陣で攻撃を仕掛けながら、サウジアラビアの徹底した守備をこじ開けられず、無得点で試合を終えることになった。想定よりも相手が低い位置で守ってきたことについて、久保は「始まってみたら、相手がほぼべた引きのような感じで、カウンターらしいカウンターもなく、本当にほぼハーフコートゲームみたいな、練習のような展開になって、やりづらい部分はありました」と率直な感想を述べ、「ポケットまでは取れていたので、その後のクロスの部分だったり、決めきる部分だったり、内容としては3−0で終わってもおかしくなかったですが、0−0で終わったのは反省点かなと思います」と振り返った。
本最終予選で2試合連続先発フル出場したのは、今回の3月シリーズが初めて。首脳陣からの信頼を感じるかと問われた久保は「試合前に名波(浩)コーチが『信頼しているよ』と言ってくれて、その一言があるだけで選手は嬉しいと思いますし、頑張ってきて良かったなと思いました」と充実感を滲ませ、「2試合連続で使ってもらえるというのは、これまでなかったので、一つ僕が成長したってことなのかなと思っています」と喜びを語っていた。
次回の活動は6月となっており、5日(木)にアウェイでオーストラリア代表、10日(火)にホームでインドネシア代表と対戦する。