去就に注目が集まっているサンチョ [写真]=Getty Images 今季はチェルシーでプレーしているイングランド人FWジェイドン・サンチョが、ドルトムント復帰の可能性を探っているようだ。25日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在25歳のサンチョは2021年夏にドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍。加入後2シーズンは主力として試合に出場したものの、2023−24シーズンは規律問題およびエリック・テン・ハフ前監督との関係悪化でトップチームから追放状態となり、2024年1月にドルトムントにレンタル移籍となった。
その後、昨夏にはマンチェスター・ユナイテッドに復帰し、テン・ハフ前監督と和解していたものの、最終的にはチェルシーにレンタル移籍で加入。ここまで公式戦28試合出場で2ゴール6アシストを記録している。
サンチョのレンタル移籍の契約には最大2500万ポンド(約49億円)での買い取り義務オプションが付随しているものの、先日イギリスメディア『アスレティック』ではチェルシーが500万ポンド(約10億円)を支払うことで、この買い取り義務条項を放棄できる権利があることが伝えられており、同選手の去就には注目が集まっている。
サンチョ自身はチェルシーでプレーを続けることを望んでいるとも予想されているなか、今回の報道によると、同選手は現在もドルトムントと定期的に連絡を取り合っており、特に同胞のFWジェイミー・バイノー・ギテンスとは頻繁に連絡をとっていて、ブンデスリーガへの復帰に前向きになっているという。
なお、レヴァークーゼンもサンチョに関心を示しているものの、サンチョはドルトムントへの復帰を切望していることが報じられている。それでも、たとえ同選手が減給に応じたとしても、ドルトムントにとっては巨大な金額になるため、交渉が成立するかは不透明となっているようだが、果たして同選手が3度目のドルトムント加入を果たすことはあるのだろうか。