3つの工場がいつの間にか“切削技術フリースタイルバトル”を繰り広げていた投稿が話題です。小さい金属の中に集約された技術力の高さがアツい!
3つの金属を並べてX(Twitter)に投稿したのは、デザインプロデュース会社「CEMENT PRODUCE DESIGN」の社長、金谷勉さん。日本の伝統工芸や小さな工場の技術を紹介しています(日本各地の1000以上の工場や職人と体験、交流、モノづくりができるショップ・コトモノミチ)。
●ある職人さんが切削したものを他の職人さんに見せたら……
以前、金属加工技術のひとつ「切削(せっさく)」の研修でできた塊が素敵だったため、ひとつもらい受けた金谷さん。切削とは工具で金属を切り削って機械などの部品を作る技術で、金谷さんがもらったのは立方体の中を削り取ったものでした。
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それを別の工場の職人さんに見せたところ、「そんなのウチもできる!」と切削した金属を渡され、また別の工場で見せると同じことが起きてしまい、結果として金谷さんの手元には3つの切削した金属の塊が残されることとなったのでした。顔を合わせてないけど、金谷さんを通したアツいフリースタイルバトル勃発ですね!
●「これが切磋琢磨」の声
同じ立方体でも削り取る形状や大きさもバラバラ。素人目から見てもどれも精密に切り削られていて、職人さんたちの高い技術力が伺えます。空洞が多いことからアクセサリーにも転用できるようで、金谷さんは円形をいくつも切り出したように加工されたものをバッグに取り付けて持ち歩いているようです。
投稿には「これが切磋琢磨ということか」「こうした遊び心と追求心が日本のものづくりの強さの根っこにある」「当人たちには遊びでもこっちから見れば物凄い技術の結晶だったりする」など、職人さんたちの技術に称賛の声が寄せられています。
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