よーじやの従来のキャラ(左)と新たに誕生した「よじこ」 あぶらとり紙で知られる京都のよーじやグループは26日、「みんなが喜ぶ京都にする」をコーポレートスローガンに、リブランディングを実施することを発表。これに伴い、1965年にあぶらとり紙の表紙として誕生し、国内外問わず多くのお客様に親しまれてきたロゴマークを60年ぶりに刷新する。
【写真】表情豊か…さまざまな顔を見せる新キャラ「よじこ」
1904(明治37)年に「國枝商店」として創業し、舞台化粧道具や、現在の屋号の由来ともなった楊枝などの販売をおこなってきたよーじや。女性の身だしなみに欠かせない手鏡に、美しい京女性が映り込んだ印象的なロゴマークは1965年に誕生し、以降あぶらとり紙をはじめ、国内外問わず多くの人々に親しまれてきた。
同社は「京都みやげの“あぶらとり紙屋さん”を想起されるロゴマークを使用しつづけることは、多くの方々に認識していただけるという強みがある一方で、『おみやげの店』から『おなじみの店』への大きなイメージ転換をおこなうことが難しいと感じロゴマークの変更を決定いたしました」と発表。「手鏡に映る女性のデザインは、あぶらとり紙を中心とした商品や店頭など、よーじやブランドの象徴として、引き続き大切に使用します」としながら、Suicaのペンギンなどで知られる人気イラストレーター・坂崎千春氏が手掛けた新たなキャラクターを生み出した。
同キャラクターは、「おでかけもしたいし、京都をもっと知りたい、という思いから、ときどき手鏡から抜け出してみることにした『よじこ』」と説明され、同社は「よーじやグループが目指す『みんなが喜ぶ京都にする』ために、親しみやすく身近な存在に感じていただけるコーポレートキャラクターとして育ててまいります」としている。
なお同社は、「新『よじこ』キャラクターは、今後よーじやグループの顔として、キャラクターグッズの販売や販促物、公式SNSなどで活用して参ります」と明かした。