
山が好きな人たちは、普段どこに足を運んでいるのか気になる人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、登山アプリ「YAMAP」が公開した「2024年に登られた山ランキング」の中から、登頂数(活動日記数)が多い東北エリアの山トップ3を紹介します。
さらに、それらの山行を充実させるおすすめギアもピックアップしました。雄大な自然に触れながら、充実した登山を楽しみませんか?
●【東北】「2024年に登られた山」3位:一切経山(福島)
福島県の吾妻連峰に位置する「一切経山(いっさいきょうざん)」は、標高約1949mの火山で、登山初心者から楽しめるアクセスの良さと、山頂からの絶景が人気の山です。
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吾妻スカイラインを利用すれば、標高約1600mの浄土平まで一気に上がることができ、そこから約1時間半の登山で山頂に到達できます。標高2000m近い山でありながら、比較的短時間で登れるのが魅力です。
山頂からは吾妻連峰の雄大なパノラマが広がり、特に目を引くのが「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼です。晴れた日には鮮やかなブルーに輝き、まるで神秘の湖のような美しさを放ちます。この景色を一目見ようと、多くの登山者が訪れるのも納得の絶景です。
また、登山口の浄土平にはビジターセンターやレストハウスがあり、火山地形や湿原の花々を学んだり、のんびりと休憩したりできます。標高が高いため、急な天候変化に備えた装備で山歩きを満喫しましょう。
●【東北】「2024年に登られた山」2位:月山(山形)
山形県の中央にそびえる標高約1984mの「月山(がっさん)」は、出羽三山の主峰であり、日本百名山のひとつ。古くから信仰の山として多くの修験者や登拝者を迎えてきたこの山は、今も夏の登山シーズンには白装束をまとった参拝者の姿が見られ、独特の雰囲気をかもし出しています。
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豊かな自然も魅力で、ブナの原生林や湿地帯に広がる高山植物が彩ります。特に夏は「花の宝庫」として人気。7月ごろにはニッコウキスゲやチングルマが咲き誇り、登山の楽しみをさらに深めてくれます。また、標高の高さゆえに展望も抜群で、晴れた日には鳥海山、朝日連峰、蔵王連峰を一望できます。
アクセスも良好で、羽黒コースでは8合目まで車で行けるほか、西川町の姥沢コースではリフトを利用できるため、初心者でも挑戦しやすいのがうれしいポイントです。
●【東北】「2024年に登られた山」1位:安達太良山(福島)
福島県にそびえる標高約1699mの「安達太良山(あだたらやま)」は、日本百名山のひとつです。活火山ならではの荒々しい景観と、なだらかな登山道が共存しており、初心者からベテランまで楽しめる山として人気を集めています。
山頂へ向かうにつれて森林が少なくなり、開放的な稜線歩きを満喫できます。特に「牛ノ背」から望む沼ノ平の噴火口跡は圧巻で、地球の鼓動を感じさせるような迫力ある光景を生み出しています。火口には近づけませんが、遠目からでも十分なインパクトがあり、登山のハイライトのひとつとなるでしょう。
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また、登山後は温泉でリラックスできるのも魅力です。岳温泉や中ノ沢温泉など、山麓には名湯が点在し、日帰り入浴も可能です。
●東北登山におすすめのギア
キーン サーカディア ミッド ウォータープルーフ
ミッドカットのトレッキングシューズなら足首もサポートされて捻挫などを防げます。
ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI
晴れの予報であってもレインウェア上下は持ち歩きましょう。
ミステリーランチ ギャラゲーター 25
軽量な25Lのザックは、日帰り山行にちょうどよくおすすめです。