柏倉哲平(左)と脇坂泰斗(右) 川崎フロンターレに所属するMF脇坂泰斗と川崎ブレイブサンダース(バスケットボール/B1)に所属するPG柏倉哲平による“異競技対談”が行われた。
川崎に拠点を持つプロスポーツクラブでプレーし、ともに背番号「14番」を着けている。学年は一つ違いだが、1995年生まれの同世代だ。「同世代で同じ背番号という共通点がありつつ、僕もキャプテンとしてチームを引っ張った経験があるので、近い境遇にあるのかな」と柏倉。「サッカーに詳しい訳ではないですけどフロンターレは知っているチームですし、同じ川崎でともに戦えることに嬉しく思っています」と続けた。脇坂も「競技は違いますけど、一緒に川崎を盛り上げる仲間として親近感はありますね」と話した。
脇坂は川崎Fの育成組織出身で阪南大学を経て、プロとして川崎Fに帰還。川崎F一筋、在籍8季目を迎えている。柏倉は山形県出身で青山学院大学を卒業後、アースフレンズ東京Z、新潟アルビレックスBB、滋賀レイクスターズ(現・滋賀レイクス)でプレー。今季から川崎の一員となった。ピッチ外での活動にも積極的に取り組んでいる川崎F、“伝統芸”であるバナナ被りやハロウィンの仮想、選手たちが登場する算数ドリルについて脇坂が紹介すると、柏倉は「面白いですね!」と興味津々だった。
今回の対談の中で最も盛り上がったのは背番号に対するこだわり。両選手が「14番」に対する思い入れや、“あるある”で大いに盛り上がった。
脇坂 「大学(阪南大学)のエースナンバーが14番でした。その14番を3年生の時から着けることができて、すごい好きな番号ではありました。フロンターレの14番といえば中村憲剛さん。僕が川崎Fのユースの時には日本代表としてワールドカップにも出場していて、その活躍が格好良すぎて憧れていました。引退されてから着けさせてもらうことになったのですが、すごく重たい背番号です。それをパワーにして日々頑張っています」
柏倉 「自分から14番を着けたいとお願いしたのですか?」
脇坂 「そうですね。憲剛さんが引退された年に強化部の方に『着けたいです』と自分から言わせてもらいました。2年後に着けさせてもらうことになりました」
柏倉 「自分から言えるのがすごいですね! その心意気というか、覚悟というか……。この後に喋るのはあれなんですけど(笑)。中学校の頃にジュニアオールスターという選抜に入ることができました。キャプテンが4番を着けて、そこから生年月日順でたまたま14番を着けることになりました。それから練習のビブスとかも14番を意識するようになりました。そんなきっかけだったんですけど、14番にこだわって縁があるなと思っています。抽選で14番を選んだら当たったとか(笑)」
脇坂 「分かります! 銭湯のロッカーは絶対に14番を探しに行きます(笑)。奥さんに『また全然違うところまで行って……』と言われますが(笑)」
柏倉 「同じです(笑)。そこからなんか譲れなくなって、ずっと14番を着けています」
脇坂 「数字の1と4の並びもいいんですよね(笑)」
柏倉 「1と4、本当に格好良いです」
脇坂 「冷静に見た時に1と4の並び、格好良いなと思います。後付けかもしれないですけど(笑)」
最後にともに川崎を拠点とするプロスポーツクラブとしての今後の意気込みを語ってくれた。
柏倉 「川崎を背負っている以上、バスケットボールを通じて川崎を盛り上げていきたいと思っています。ここ最近、Bリーグが盛り上がっている中、まだ川崎は優勝したことがないので、やはりそこを目指して取り組んでいきたいなと思っています。そうなれば川崎全体が盛り上がるので、フロンターレさんと一緒に切磋琢磨して盛り上げていけたらなと思っています!」
脇坂 「フロンターレはサッカーだけではなく、川崎を巻き込んで盛り上げていきたいという思いでいろいろな活動もやっています、『サッカー選手がこういうこともするんだ!』という驚きもあり、これからも喜んでもらえるような活動を続けていきたいです。ブレイブサンダースさんと一緒に優勝して、川崎2冠ができたら嬉しいです!」
川崎フロンターレ 今後のホームゲーム
4月2日(水)19時〜 vs湘南ベルマーレ 〜ワルナイトカーニバル開催!〜
4月9日(水)19時〜 vs横浜F・マリノス 〜僕とフロボコランド開催!〜
川崎ブレイブサンダース 今後のホームゲーム
4月5日(土)18時5分〜 vsファイティングイーグルス名古屋
4月6日(日)16時5分〜 vsファイティングイーグルス名古屋