キヤノンは3月27日、動画向けの新シリーズ「EOS V series」第1弾として、RFマウントのAPS-Cミラーレス「EOS R50 V」を発表した。5月下旬に発売予定で、公式オンラインストアの価格は11万3300円。併せて、RFレンズとして初めて電動ズームに対応する「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」も7月下旬に発売する。こちらのオンラインストア価格は14万800円。
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EOS R50 Vは、約2420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」を採用し、AFは「デュアルピクセルCMOS AF II」を搭載。「登録人物優先」モードの人物検出性能は上位機種「EOS R3」と同等という。メカシャッターを搭載せず電子シャッターのみ、連写は最大15コマ/秒を実現。手ブレ補正は電子式で、対応レンズとの協調動作にも対応しており、ジンバルレスでもブレを抑えたスムーズな撮影が可能という。
動画機能は、6Kオーバーサンプリングによる4K30p記録の他、クロップありでの4K60p、フルHDでの120p撮影に対応。スロー&ファストモーション動画モードも搭載する。記録は4:2:2 10bitに対応し、Canon Log 3などのプリセットを含む「カスタムピクチャー」も利用できる。「EOS R SYSTEM」初の14種のカラーフィルターも内蔵した。
筐体はファインダーレス設計で、質量約370g(バッテリー・カード含む)の軽量仕様。本体前面と上部に録画ボタンを備え、動画撮影中は赤色のタリーランプが点灯する。縦位置撮影もできるよう側面に三脚穴を用意しており、ライブ配信用の「LIVE」ボタン、映像表現を切り替える「COLOR」ボタン、電動ズームレンズを操作できるズームレバーも備える。放熱を考慮した設計で、長時間撮影も可能だ。
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液晶モニターは3.0型、約162万ドットのバリアングル式タッチパネルを搭載。記録メディアはSDカード(UHS-I)。USB-PDによる給電とPC接続による映像伝送に対応し、電源を気にせずライブ配信が可能。HDMI出力を備え、ライブスイッチャーやiOSアプリ「Live Switcher Mobile」を使ったマルチアングル配信にも対応する。さらに、専用アプリ「Canon Camera Connect」から直接配信も可能。
RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは、RFマウントで初のパワーズーム内蔵レンズ。カメラ側・レンズ側の両方からズーム操作が可能で、全長固定構造によりジンバル撮影時のバランス変動を抑える。最短撮影距離は0.15m、最大撮影倍率は0.38倍。14mm(35mm換算22.4mm)と広角なため、自撮りや狭い室内での撮影などもしやすいという。
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リュウジ ほっかほっか亭に苦言(写真:ORICON NEWS)119
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