写真現代人にとって欠かせないスマホ。スマホ関連のグッズも今や数えきれないほどあり、併せて使用することでスマホの利便性や可能性をぐんと広げてくれます。
そんな数あるスマホ関連グッズの中で最近筆者が感動したのが、100円ショップのDAISO(ダイソー)で見つけたスマホホルダー。さまざまな使い方ができ、マルチに活躍してくれる優れものなんです。
◆100均の“100円じゃない商品”には名品が多い
ダイソーにはたくさんのスマホホルダーが売っていますが、330円商品の「多機能ホルダー」は何通りもの機能を1つにぎゅっと詰めた便利なアイテム。100円ショップの“100円じゃない商品”には優秀なものが多いため、存在を知って気になっていました。
全パーツが折りたたまれた“黒く長細いモノ”の状態で入っていて、スマホを挟む場所やダイヤルがあることはわかりますが、ひと目見ただけではいまいち使い方がわかりません。試しに動きそうな部分を曲げてみようとしたのですが、想像以上に硬くてバキッといってしまいそうで怖くて断念しました。
特に説明書は入っておらず、パッケージ裏にあったのは「画像を参考にして、本品を設置し、機器をセットしてご使用ください」の文字。どうやら画像を見つつ、自分で使い方を解明してくれ、ということらしい。
普段は見切り発車で説明書をあまり読まない(そして時々失敗する)筆者ですが、ないと言われると急に心細くなる……。
◆慣れれば簡単! そして超絶便利
まず、スマホを挟む部分は一般的なスマホホルダーと同じようにバネ式になっていて、引き伸ばして挟みます。65mm〜85mmの幅に対応しているので、さまざまな大きさのスマホに使うことが可能です。
そしてホルダーはくるくると360度回転するので、もちろんスマホを縦・横向きどちらにも設置できます。
裏側のスタンドを立てるのが最もベーシックな使用法。
長さを活かして自撮り棒的な役割としても活用できそうです。
◆無理やり動かしてみると「バキッ」という音が……
問題は、上下のパーツを繋げている部分。
説明画像を見ると明らかに上下に動くはずなのですが、とにかくちょっと力を加えたくらいではビクともせず、パーツごと折れてしまうのでは……と不安になるほど硬い! もしかしたらボタンを押しながら動かすタイプかな、と思うも、どこにもそれらしきボタンは見当たりません。
意を決し、壊れるのを覚悟で無理やり動かしてみると「バキッ」という音が……。あぁ、これは終わった、と思ったのですが、どうやらそれが通常らしい。角度を変えるごとにかなりの衝撃音がしますが、きちんと首を上下に動かすことができました。
その頑丈さのおかげで、使っているうちにパーツが緩んで首を固定できなくなってしまう心配はなさそうです。
首部分は上下だけでなく360度回転もします。初期の状態からホルダーを180度回転させて、ホルダー部を好みの高さに立てると卓上スマホスタンドに。テーブルとの設置面に幅があるため、安定感もバッチリ。
◆挟んで固定もOK!
本体のダイヤルを回すと下部ホルダーが最大35mm幅まで開き、テーブルなどに固定することができます。
挟む部分は上下ともゴム素材になっているため、挟む場所を傷めることがありません。
スマホを設置してもぐらつくこともなし!
スマホの角度や向きを、ホルダーを固定したまま変えることができてとても便利です。
◆持ち運び時はかなりコンパクトに……!
ホルダーは折り畳めば手のひらサイズに。かさばらないので普段のバッグに忍ばせておくこともでき、外出先でもいざという時に活躍してくれます。
これまでさまざまなタイプのスマホホルダーを使ってきましたが、この価格でここまで色んな使い方ができるものに出会ったことがなかったので驚きました。
機能・コスパ・持ち運びやすさのバランスが取れたダイソーの「多機能スマホホルダー」、持っていて損はないと思います!
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。