緑に覆われていた建造物の解体中の写真が、X(Twitter)に投稿されました。真下にあった“予想外な物体”は、記事執筆時点で4000万表示を超えており、18万件以上のいいねを集めています。
●山口県下関市にある家屋の解体現場
投稿者は、腹よわボーイさん。普段から路地裏や階段、大衆食堂などのほか、街中で見つけた建造物などの写真を多数投稿しています。
腹よわボーイさんが遭遇したのは、山口県下関市の岬之町(はなのちょう)にある家屋。周囲は古い建物が多く一部倒壊もしているため、以前から重機で一帯を少しずつ解体しているそうです。
|
|
丘の上に建造されたこの家屋も取り壊すことになり、植物に覆われていた部分を撤去。すると真下から灰色がかった壁が姿を現しました。製鉄時の副産物で成形した鉱滓煉瓦(こうさいれんが)と思われる物体で造られており、“西洋的な雰囲気”を漂わせています。
●「なんだこれ!」調査を進めると……
この写真を投稿した後、「壁」の上の家屋にかつて住んでいた人から連絡が来たとのこと。腹よわボーイさんは自身が過去に撮影した写真と元住民の話を織り交ぜながら、この壁が海産物問屋「油政商店」の倉庫の一部だったことをツリーで解説しました。
●ありえない光景に興奮する声
時代を思わせる壁には、「天空の城ラピュタみたいな、場所ですね」「古代エジプトばりの神秘がここにw」「文化住宅の基礎がローマの遺跡だった件」「構造体に杭基礎当ててるから、上の建物建てるときには分かってたやつだな笑」「これメチャクチャ面白いし歴史を感じる」「神殿みたいの出てきた」などの感想が寄せられています。
|
|
壁に関する考察をした腹よわボーイさんは、さらに詳しく調べるため下関市立中央図書館のレファレンスカウンターに相談し、現地での再調査を実施。自身のポストの内容を一部訂正しつつ、油政商店や地名に関する情報を補足しています。気になる人はのぞいてみるとよさそうです。
画像提供:腹よわボーイ(@nori7770)さん
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
リュウジ ほっかほっか亭に苦言(写真:ORICON NEWS)119
リュウジ ほっかほっか亭に苦言(写真:ORICON NEWS)119