新品同様なのに安い「リファービッシュ品」の“メリット&デメリット”荻原博子さんが解説

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2025年03月28日 11:10  web女性自身

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新品同様なのに安い「リファービッシュ品」が注目を集めています。



リファービッシュ品とは整備済製品や修理再生品などともいわれ、初期不良などでメーカーに返品されたものの部品を入れ替え修理して販売するものです。スマホやテレビ、洗濯機、冷蔵庫など幅広く扱われるようになりました。



古いものがそのまま売られることの多い一般の中古品と比べて、リファービッシュ品は修理点検済みですから安心感があります。また、保証がつくので、不具合が起きてもサポートが受けられます。



こうしたリファービッシュ品には2種類あります。



1つはNECやパナソニック、日立、アップルなどメーカー自身が修理、販売するものです。不具合のあった箇所は新品の純正部品と交換され、メーカーが最終点検を行います。保証期間は新品同様の1年間が多いです。



もう1つは「サードパーティ」と呼ばれる中古品販売業者などが修理したものです。業者独自の基準で修理点検を行うので、部品は純正品とは限りません。保証はつきますが、期間は業者によります。



■メーカーの公式サイトなどからネットで買うのが中心



リファービッシュ品のメリットは、なんといっても新品より安いこと。アップルのアイフォンは最大15%引き、家電などは3〜4割引きもあります。ただし、一般の中古品と比べると多少割高です。また、リファービッシュ品の中でも、メーカーの修理品はサードパーティのものより割高です。修理点検の精度、保証の有無や期間など、商品に対する安心感と金額のバランスで考えましょう。



もう1つのメリットは環境にやさしいことです。近年は“大量生産大量廃棄”からの脱却、環境の保護が重要課題になっていますが、リファービッシュ品の購入で私たちも少し貢献できるでしょう。



いっぽうデメリットもあります。たとえば性能は新品同様でも、外見にキズのあるものもあります。また、すべての型式や色などが揃っているわけではありません。欲しい商品が見つからない、人気商品は売り切れ続出ということも。



リファービッシュ品はビックカメラなど実店舗での販売もありますが、メーカーの公式サイトや楽天市場などネットショッピングが中心です。商品ページに写真はあっても商品名と品番、価格以外の詳しい情報はほとんどありません。



まずは家電量販店などで、欲しい商品を選びましょう。そこで品番をメモ。その品番でリファービッシュ品を探すといいでしょう。



安さでいうと、アウトレット品もあります。これは在庫品や旧モデル品、量販店での展示商品など、リファービッシュ品とは値下げの理由が違いますが、許容できる理由なら購入候補になるでしょう。



2025年1月の実質賃金は3カ月ぶりのマイナスで、家計は厳しいままでしょう。リファービッシュ品なども選択肢に加え比較して、賢い買い物を心がけましょう。

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