金地金=2011年8月、東京都中央区のギンザタナカ銀座本店(EPA時事) 日本取引所グループ(JPX)の大阪取引所で28日、金の先物相場が大幅上昇し、取引の中心となる2026年2月決済物が史上初めて1万5000円台に乗せた。トランプ米政権の関税政策への警戒感を背景に、指標となるニューヨーク金先物相場が急伸したことを受けた。
2月決済物は一時1グラム当たり1万5018円まで上昇した。為替相場が円安・ドル高傾向にあることも、円建て相場を後押ししており、23年12月上旬に1万円台を付けてから、約1年4カ月で5割値上がりしている。