「iPhone 16e」の発売から約1カ月がたち、新年度を迎えるこのタイミングでiPhoneを買い替える人も多いでしょう。そこで今回は「iPhone 16」「iPhone 15」とiPhone 16eをお得に買う方法を解説します。近年、キャリアでお得に買うためには残価設定型プログラムの利用が必須となりましたが、現在は一括払いでお得に買える端末もあります。※価格は全て2025年3月26日時点の税込み。
●価格にこだわるならiPhone 16e 一括払いでも安い
まずは2025年2月28日に発売されたiPhone 16eです。Apple Storeと各キャリアの通常価格を比較すると、4キャリアのiPhone 16eの通常価格はApple Storeより高いです。
ただし、楽天モバイルは128GB版が10万4800円と、Apple Storeより5%ほど高いだけです。楽天モバイル公式 楽天市場店なら購入金額に応じてポイントが還元されるため、ポイントを含めればApple Storeより安く買える可能性が高いです。5の付く日、0の付く日や、お買い物マラソン、楽天スーパーセールで買えば5%を大きく超えるでしょう。
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筆者の場合、通常時でも7.8%、お買い物マラソンでいくつか買い物した後には11.8%の還元がありました。届く端末はApple Storeと同じなので、端末のみ買う場合は楽天モバイル公式 楽天市場店がお得です。
回線契約とセットで購入、または機種変更の場合、キャリアで買えばキャンペーンにより割引が適用されます。特にMNPなら割引が高額で、ドコモの128GB版は4万2570円、auは3万8500円の割引が適用されます。一方、新規契約や機種変更は割引がなかったり少なかったりする場合が多いので、のちほど解説するプログラムを利用しましょう。
iPhone 16eはMNPなら一括購入でも安く買えますが、キャリアで買う場合は残価設定型のプログラムを利用するのもオススメです。基本的には2年後に返却が必要なものの、その分高額の支払いが免除されます。
例えばソフトバンクのiPhone 16e(128GB)の場合、新規契約/MNP時に新トクするサポート(スタンダード)を利用してiPhone 16eを購入すれば、2年実質24円(月々1円)でiPhone 16eが使えます。auは2年実質47円(月々2円)、ドコモも2年実質1210円(月々52円)です。iPhoneユーザーはプログラムを利用して2年おきに端末を買い替えるのが最適解でしょう。
一方、楽天モバイルはプログラムを利用してもそれほどお得になりません。楽天モバイルで買うのはMNPで一括/24回払いで購入するか、楽天市場店で端末のみ購入するのがお得です。一括価格は4キャリアで最安なので、返却しないのであれば、楽天モバイルにMNPで契約して購入するのがお得です。
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●iPhone 16はプログラムの利用が必須
続いてはiPhone 16です。iPhone 16eと同じく、各キャリアの通常価格はApple Storeより高いです。楽天モバイルの価格もApple Storeより13%以上高いため、楽天市場でのポイント還元を含めてもApple Storeに届くのは難しいでしょう。端末のみ買う場合はApple Storeがお得です。
回線契約とセットで購入、または機種変更の場合、キャリアで買えばキャンペーンにより割引が適用されます。特にauはMNPで4万4000円の割引、楽天モバイルは3万6000円分が還元されます。ただし、他はiPhone 16eに比べると還元が少ないです。特にソフトバンクはMNPのオンラインショップ割も対象外なので、プログラムを利用するか、Apple Storeで買うかの2択になるでしょう。
iPhone 16は割引や還元が少ないため、キャリアで買うなら残価設定型のプログラムを必ず利用しましょう。例えばソフトバンクの場合、新規契約/MNP時に新トクするサポートを利用してiPhone 16(128GB)を購入すれば、2年実質9840円(月々410円)で使えます。auは2年実質1万6700円(月々726円)です。
●iPhone 15は在庫が残りわずか 買うならお早めに
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型落ちになったものの、これからiPhone 15を買うのもオススメです。先日、筆者の妻もiPhoneを買い替えましたが、iPhone 16eと悩んだ末、iPhone 15を買いました。CPU性能やバッテリーの持ちはiPhone 16eの方がよく、価格も安いものの、iPhone 15はカメラが2眼レンズである点(細かいカメラの性能より、レンズがいくつあるかが重要)が決定打になりました。
ただし、各社のオンラインショップでの在庫は少ないです。3月29日時点で買えるのはドコモの128GB版の一部のカラーと、楽天モバイルのみです。
その分、ドコモの通常価格はApple Storeよりも安くなりました。機種変更はもちろん、他社契約中の人が端末のみを買う場合もドコモがお得です。
回線契約時のキャンペーンも豪華です。ドコモはMNPなら4万1690円が割引され、一括6万8068円で購入できます。一方、在庫が豊富な楽天モバイルは通常価格が高いままで、キャンペーンを適用してもそれほどお得になりません。
ドコモで買う場合、一括購入でも安いのでプログラムを利用するかは悩ましいところです。筆者ならプログラムは利用せずに買うかなと思いますが、もしプログラムを利用した場合も2年実質2332円(月々101円)で使えます。実質価格はiPhone 16eとそれほど変わらないので、好みでどちらを選んでもよいでしょう。
ちなみに、発売から1年以上経過したiPhone 15ですが、中古で買ってもそれほど安くない印象です。例えばゲオモバイルの場合、iPhone 15(128GB、状態A)の価格は9万円台となっており、割引を加味するとキャリアで新品を買う方がお得な場合もあります。筆者もiPhone 15購入時に中古スマホも含めて検討しましたが、それほどお得でないと判断し、新品を購入しました。現在はキャリアで高額の割引が適用されているので、狙っている人は早めに買いましょう。
以上、iPhoneをお得に買う方法の解説でした。iPhone 16eやiPhone 15はキャンペーンを利用すればプログラムを利用しなくても安く購入できます。一方、iPhone 16シリーズはプログラムの利用が必須といえます。
プログラムの利用は、キャリアでお得にスマホを買うための数少ない方法の1つです。利用に難色を示す人も多いですが、お得に買いたい人はぜひ一度検討してみてください。
もちろん、端末を自分で調達して売却する方が柔軟に利用できるという考え方もあります。端末の買い替え頻度や手間などを考慮し、自分に合った方法でお得に購入してください。
著者プロフィール
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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