
妊娠中の人工甘味料摂取による影響
3月21日、デンマークの研究チームは、「British Journal of Nutrition」にて、妊娠中の人工甘味料入り飲料の過剰摂取は子供の肥満リスクを高めると発表した。
人工甘味料はエネルギー摂取量を減らす目的で用いられるが、妊娠中の摂取は子供の肥満リスクに影響を与えると示唆された。妊娠中の母親が1日あたり250ml以上の人工甘味料入り飲料を摂取する場合、小児期および思春期における子供の過体重リスクが増すという。
妊娠中の甘味飲料摂取と子供の肥満リスクにおける関係性
研究チームは、コホート研究「Danish National Birth Cohort(
DNBC)」を用いて、1996年から2002年の期間、妊婦101042人と対象に、妊娠中の甘味飲料摂取と子供の肥満リスクにおける関係性について検証した。
妊娠中の母親に対して食物摂取頻度調査を行い、小児期と思春期の子供に対する追跡調査を通じて体重・身長データを収集したところ、妊娠中の人工甘味料入り飲料摂取によって子供の肥満リスクが増加することが認められた。
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妊娠中の人工甘味料入り飲料の摂取量が1日あたり250ml以上であった場合、全く摂取していない場合と比べて7歳、11歳、14歳、18歳の子供が過体重になる可能性は高くなった。
一方、妊娠中に1日あたり250ml以上の砂糖入り飲料を飲んでいた母親は、全く飲まなかった母親より11歳、18歳の子供が過体重になる可能性は低下した。
(画像はBritish Journal of Nutritionより)
NEWS MEDICAL
British Journal of Nutrition
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