スノーボード女子ハーフパイプ(HP)の15歳清水さら(TOKIOインカラミ)が“ミラノの星”になる。1日、スイス・サンモリッツで行われた世界選手権から成田空港に帰国。初出場の大舞台で銀メダルを獲得した喜びをかみしめるとともに、表彰台を目指す26年ミラノ・コルティナ五輪への意気込みを語った。女子HPで3位だった小野光希(バートン)、男子HP2位の平野流佳(INPEX)、同3位の戸塚優斗(ヨネックス)らも帰国した。
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首から「氷の結晶」を模した銀メダルを下げた15歳の清水が、大物ぶりを漂わせた。「特に緊張もなく、リラックスして自分の滑りができてよかった」。初出場の世界選手権。それも同大会前の練習中には左股関節を負傷し、本番は痛み止めを飲んで挑んでいたという。逆境をはねのけ、高さ十分の技を見せるなど、持ち味を発揮しての好成績。「体調が悪い中でも、自分のランをできたのはすごく自信につながった」と、胸を張って振り返った。
また1つ強くなった。昨年2月のユース五輪で銀メダルを獲得した新星は、今季ワールドカップ(W杯)デビュー。W杯4戦に出場し、第2戦でいきなり優勝するなど2度表彰台に立った。種目別ランキングでは日本勢トップの3位に入り、今年2月のアジア大会では初制覇。飛躍のシーズンを走り抜け、「想像していたよりいい成績が出て驚いている。大分成長できた」と充実ぶりを漂わせた。
滋賀・大津市出身で、今春から京都・平安女学院高に進学。「髪の毛を染めたい」と普通の少女らしさものぞかせるが、1年を切った夢舞台では主人公になる準備はできている。16歳3カ月で迎える26年ミラノ・コルティナ五輪へ「小さいころから目指してきた夢。そこで結果を残せるような選手になりたい」と言い切った。メダル獲得となると、22年北京大会の村瀬心椛の17歳3カ月を抜く女子最年少記録となる。縦回転を含む大技の習得を目指しており「それがあれば、だいぶメダルに近づく」。“ミラノの星”へ、成長は止まらない。【勝部晃多】
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<日本の冬季五輪の主な中高生メダリスト>
◆平野歩夢(スノーボード男子ハーフパイプ) 14年ソチ大会で15歳2カ月で銀メダルを獲得。冬季五輪で男女通じて最年少記録となる。2位となった18年平昌大会に続き、3大会連続出場の22年北京大会で初制覇を果たした。
◆村瀬心椛(スノーボード女子ビッグエア) 22年北京大会で17歳3カ月で銅メダル。10年バンクーバー大会銀メダルの浅田真央の19歳5カ月を更新し、日本女子最年少メダリストに。25年世界選手権では日本女子初の優勝を飾った。
◆鍵山優真(フィギュアスケート男子) 22年北京大会で個人&団体で銀メダル。五輪後は左足首のけがなどに苦しんだが、24年12月の全日本選手権で初優勝。
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