浅田真央&高橋大輔 夢のタッグでお互いを語る 希代のスケーターの過去といま

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2025年04月02日 08:00  日刊スポーツ

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笑顔を見せる浅田真央さん(右)と高橋大輔さん(撮影・江口和貴)

希代のスケーターの過去といまが交錯する−。フィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2025」は5、6日に大阪・東和薬品RACTABドームで開催される。世界最高峰のショーに9年ぶりに浅田真央(34)が出演。高橋大輔(39)らとのスペシャルコラボナンバーを特別披露することになった。選手時代からプロへ。時間をテーマにした作品を作り上げていく練習に潜入し、互いについて語ってもらった。(敬称略)【取材・構成=阿部健吾】


   ◇   ◇   ◇   


★「かなだい」村元さん選曲振り付け


3月、東京都立川市の「MAO RINK」のメインリンクは熱を帯びていた。昨年11月に開業したスケート場は、一般滑走の最中。その氷の中央で、その施設をフルプロデュースした浅田と、髪をピンクに染めた高橋が身ぶり手ぶりで意見を交わし合い、滑りを重ねていた。そばには選手時代に高橋とアイスダンスで「かなだい」としてパートナーを組んだ村元哉中もいる。突然の豪華なトリオの出現に、周囲を滑る来場者は驚くばかり。


その後に予定していた貸し切り時間より前に、作品作りを開始していた。それだけでもかける熱意がうかがえる。「今のはきれいだったんじゃない?」。高橋が浅田を抱えるリフトを含め、幾度も確認作業が続く。合計90分ほどの練習を終えると、「新鮮だった」と声をそろえた。


浅田 大ちゃんがアイスダンスの経験でリードしてくれるので、合わせていく感じです。


高橋 『真央の音の取り方はこうなんだ』とか面白いですよ!


00年代前半からフィギュアブームをけん引した2人だ。浅田は17年に引退、高橋はシングル選手として引退後に復帰し、アイスダンスに転向した後の23年に引退。それぞれプロとしてショー界に新たな風を吹かせてきた。


★「もしかしたら これ限りかも」


浅田は全国を巡る公演を率いる座長として「サンクスツアー」「BEYOND」、さらにタップダンスなどにも挑戦した劇場でのショー「Everlasting33」、高橋はプロデュースする「滑走屋」で若手スケーターたちをスカウトし、群舞を舞う中で表現の多様さを印象付けた。その姿を互いに見てきた。


高橋 パフォーマンス力、見せる力が格段に上がってて、ちょっと衝撃を受けて。「自分も頑張らなきゃいけないな」って。負けないように自分も自分らしいものを作っていきたいなと思ってきました。


浅田 それぞれが全然違う世界観で活躍しているので、私も頑張ろうっていつも力をもらってます。今日、一緒に滑ってすごく間近で学ぶこともたくさんありました。すごいすてきなスケーターだなって。


同時代を生きながら、昔もいまも互いを成長、挑戦の糧としてきた。選曲と振り付けを任された村元も、その関係に反応した。


村元 いろんな世界で戦ってきた中で、自分のショーを持って、いろんな経験をした上で、また再会する。本当にスペシャルだと思います。2人をハイライトにしたかった。


テーマは過去と現在。浅田の過去を村元、高橋の過去を友野一希が演じ、4人での群舞になる。AQUILOの歌う「シルエット」の曲に、2人の歩みを刻む意欲作。


浅田 (コラボは)もしかしたらこれ限りかもしれない。一瞬一瞬をかみしめたいです。


高橋 あらためて振り返ることで新たな発見や思いがあるかも。4人でシェアしながら、希望を感じてもらえる作品になればいいな。


それぞれの過去を演じる2人、いまを演じる2人が氷上で重なり合い、そこに未来へ進む姿を描く。2人にとっても、大きな節目の作品になる。


◆スターズ・オン・アイス


86年に北米で開始された世界最高峰のアイスショー。世界選手権メダリストらを中心に、世界のトップ選手が出演する。浅田、高橋の他に坂本花織、千葉百音、樋口新葉、佐藤駿、三浦璃来・木原龍一組、海外勢ではマリニン、グレン、チョック・ベーツ組などが参加。大阪公演(5、6日、東和薬品RACTABドーム)と札幌公演(12、13日、月寒体育館スケート場)で開催。


▼B'zものまね TBS南波アナ特別出演


5日午後5時公演に、TBS南波雅俊アナウンサーが特別出演する。グループナンバーの使用曲B'z「ultra soul」の楽曲に合わせ、モノマネで話題の男が、1回限りのパフォーマンスを披露。最初で最後の“グループ南波ぁ”で盛り上がること確実だ。


■森永乳業の宣伝部“腸” 新入社員とVR


浅田さんが1日、森永乳業の「万博VRお披露目会」にサプライズ出演し、新入社員にエールを送った。腸内環境などを研究してきた同社の宣伝部“腸”を務める関係で、153人の初々しい顔を前に壇上に。「楽しむ、ワクワクする気持ちを常に忘れずにチャレンジを」と“挑戦のススメ”を説き、「つらい時、大変な時、止まってもいい。止まって、パワーをためて、また頑張って自分に負けないように進んでいくことが乗り越える秘訣(ひけつ)の1つかな」と実感を込めた。この日は同社が大阪万博に出展するVRゲーム「VR腸内クエスト」も体験。新入社員との対戦で勝利すると、「宣伝部“腸”として負けられなかった!」と歓喜した。

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