[写真]=Getty Images プレミアリーグは4月1日、半自動オフサイドテクノロジー(SAOT)を導入することを発表した。
昨年4月に全会一致で2024−25シーズンでのSAOT導入を決定していたプレミアリーグだが、当初は昨年10月のインターナショナルウィーク後に運用開始見込みとなっていたものの、追加の技術テストが必要となったことから、技術の信頼性が完全に確信できるまで導入は見送られていた。
それでも、今年2月にプレミアリーグの最高フットボール責任者であるトニー・スコールズ氏が、SAOT技術が大きく改善したことから、早ければ今シーズン中にも導入することを考えていると明かされていたなか、カラバオ・カップやFAカップでの試験運用を経て、4月12日から開催される第32節から正式に導入されることが決定した。なお、最初に使用されるのはマンチェスター・シティとクリスタル・パレスの一戦となっている。
SAOTは審判員による判定をテクノロジーによる自動判定に置き換えることで、人間の主観要素の一部を排除することを目指しており、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をサポートするためにオフサイドの決定プロセスの主要要素を自動化するもので、プレミアリーグは「オフサイドの決定のスピード、効率、一貫性を向上させる」ものだと説明している。
プレミアリーグの全20スタジアムの屋根の下には、厳しいオフサイド判定に関わるさまざまな重要な要素を監視する特注のカメラが設置されており、人工知能がプロセスを管理し、ボールと選手の動きを監視してから、選手がオンサイドかオフサイドかの判断を下すことになるという。
なお、VARの審判はボールが蹴られた時間、ボールが蹴られたときのディフェンダーの身体の位置と角度、アタッカーの身体の位置と角度という3つの重要な点をシステムが正しく測定したかどうかを確認して、判定が確定することになり、その後フィールド上の主審が選手に通知する形になるようだ。
また、人工知能によって生成された瞬間の3Dアニメーションは、自宅の視聴者向けにテレビで再生されるほか、スタジアムの大型スクリーンでも再生されることが明らかになっている。