SNSでせいろ料理が話題、せいろでワンプレートモーニングを作る人も(写真はイメージ) 無印良品のせいろ(蒸籠)がSNSでたびたび話題となり、“せいろ料理”の魅力が再注目されている。1つのせいろに野菜や肉、生卵を入れて同時に調理できることから「調理時間が短くて楽」「油を使わないからヘルシー」との声も。最近ではせいろレシピ本の人気も高まっており、使い方の幅が広がっている。無印良品をはじめ、初心者から本格派まで使えるおすすめの“せいろ”を5選紹介する。
【画像】SNSきっかけに再注目! 話題の蒸し料理を自宅で調理、おすすめせいろ5選■せいろではどんな料理が作れる?
せいろと聞くと、中華まんやシュウマイなどの中華を思い浮かべる人も多いだろう。しかし今では、野菜や魚、肉、さらにはご飯やパンまで、せいろで調理することに注目が集まっている。水を入れた鍋の上にせいろをセットし、加熱するだけで簡単に美味しい蒸し料理が完成。
水分を逃さず調理できるため、食材本来の旨味を引き出しながらヘルシーな仕上がりになるのが特徴だ。ワンプレートモーニングのように、魚と野菜と卵を同時に加熱すればほったらかしで、バランスの良い朝ごはんが完成する。薄切りの豚肉や鶏肉で一段、野菜でもう一段と使えば、家族分の夕飯も楽に同時調理ができる。
■せいろの選び方は? 他になにが必要?
調理に必要なのは、せいろ本体と鍋(または深いフライパン)、シートや布巾である。せいろを選ぶ際のポイントは「サイズ」「素材」「使い勝手」の3つだ。「サイズ」の目安としては、15〜18cmは1人用、21cmは2〜3人、26cm以上は4人以上に適している。
「素材」は竹製が一般的であるが、杉製も香りが良く、耐久性に優れるため人気。電子レンジで使えるプラスチック製のものもあり管理は楽だが、せいろ特有の竹や杉の香りを楽しむことはできない。
■おすすめせいろ5選
【無印良品 竹材 蒸籠(本体 深型 大 21cm)】
SNSでも人気の無印良品のせいろは、シンプルなデザインで使いやすいのが特徴だ。深型で容量が大きく、肉や野菜の同時調理に最適。別売りの蒸し板や鍋と組み合わせることで料理の幅も広がる。ゼロからすべて無印良品でそろえることができるため、迷いたくない人にはおすすめ。せいろと食品の間に敷くシートは、繰り返し使える物と使い捨てどちらも販売されているので、料理に合わせて使うこともできる。
【 吉冨士工芸 21cm 竹せいろ 2段(IH対応鍋付き)】
竹製のせいろと、IH対応の鍋がセットになった吉冨士工芸のせいろ。専用の鍋を用意する手間がなく、すぐに使い始められるのが魅力である。21cmサイズは2〜3人用として最適なサイズだ。さらに、蒸し器専用シートも付属しているため、届いたらすぐにせいろ調理を楽しむことができる。
【滴水製作所 竹セイロ 18cm(2段+鍋付き)】
業務用としても使用される高品質な竹製のせいろ。1人用に最適な21cmの2段セットのせいろに、鍋とせいろ紙がセットになっている。天然竹の風合いを生かした作りで、しっかりとした作りが特徴だ。1人暮らしでも本格せいろ料理を始めたい人に最適だ。
【ハイスト 杉木セイロ 18cm(本体2個+蓋セット)】
杉の木を使用したせいろは竹製とは異なり、ほんのりと木の香りが楽しめる。竹の匂いが苦手…という人におすすめ。蒸し料理をしながら、木の風味をプラスできるため食材本来の美味しさをさらに引き立ててくれる。せいろ上級者には、作る料理に合わせて竹製と使い分けるという人も。
【LITHON ライソン 卓上電気せいろ】
あまりコンロを使いたくない人には、卓上電気せいろの選択肢もある。竹製のせいろに材料をセットして、本体に水を入れてスイッチを押せば、手軽にせいろ料理が完成する。冷凍食品の加熱にも手軽に使えるため、電子レンジ調理の代わりにする人も。他の料理を食べながら卓上で調理できるのも魅力だ。
せいろは、SNSをきっかけにヘルシーかつ時短調理ができる便利なアイテムとして再注目されている。調理器具としては価格も手ごろで、使用後の乾燥と保管に気をつければ長く愛用できる。せいろを活用し、毎日の食卓のレパートリーを広げてみてはいかが。