3日、ウズベキスタン南部サマルカンドで記者会見する欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長(AFP時事) 【ロンドン時事】トランプ米大統領が2日発表した新たな関税措置に対し、欧州各国は一斉に反発を強めた。欧州連合(EU)は20%の相互関税の対象となり、域内では経済的打撃への懸念が強まっている。ただ、関税の応酬による貿易戦争を回避しようと、各国は総じて冷静な対応に努めた。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は3日、訪問先のウズベキスタンで記者会見し、「さらなる対抗措置の準備を進めている」と表明。一方で「交渉によって懸念を解消するには、まだ遅くはない」とも語り、米国との対話を継続する意向を示した。
イタリアのメローニ首相は声明で「関税導入は誤った措置だ」と非難。その上で、貿易戦争が西側諸国の弱体化につながる恐れがあるとして「米国との合意を目指し、できる限り努力する」と表明した。
アイルランドのマーティン首相も声明で「EUと米国の間では、1日当たり42億ユーロ(約6800億円)以上の製品やサービスが取引されている。このように深く結び付いた関係を破壊することは誰の利益にもならない」と訴えた。