
様々な出会いがあるなかで、何にも動じずにひょうひょうとした人と知り合うこともあるでしょう。一見すれば羨ましく思えるポイントですが、もしかしたら、そういった性格でいられる“裏の理由”があるかもしれません。
【漫画】優しい彼だと思っていたら…「意味がわかると少し怖いお話」全編を読む
漫画家の都会さんが「チャンピオンクロス」で連載中の『憂鬱どうぶつ(株)』は、擬人化した動物たちが勤務する会社を舞台に、様々なドラマが繰り広げられる作品です。以前都会さんのX(旧Twitter)に、謎が多い社員「中村」について描いた「意味がわかると少し怖いお話」が投稿されると、6000を超える「いいね」が寄せられています。
ある日レストランで、中村は交際相手の「あさみ」に「こんな不誠実な人だとは思わなかったわ」「別れましょ」と告げられたうえに、コップに入った水をかけられます。彼女いわく、「連絡を無視する」「自宅に呼んでくれない」といった部分が不満だったとのこと。それでも中村は弁明したものの、彼女は去っていくのでした。
そして、中村が帰宅した後、一緒に暮らしているツチノコの「ツチ子」が出迎えてくれます。「ちょっとシャワーを浴びてくるから ボールで遊んでな」と言ってその場を去ると、ツチ子は中村の携帯電話を勝手に触りはじめ、交際相手だったあさみからきた新着メッセージを消去。あさみが言っていた連絡無視は、ツチ子の仕業だったのです。
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そもそもツチ子が中村と出会う前、1億円の賞金がかけられたツチノコのため、逃げ回る日々を過ごしていました。そして、偶然にも中村に拾われて、初めてツチ子という名前をつけられたり、お世話をしてくれたりなど、中村の優しさに触れたツチ子は初めて人を好きになります。そして、シャワーから戻ってきた中村は、すきま風が入らないようにガムテープで窓をふさぎ、その様子を見ていたツチ子は「優しい」と思うのでした。しかし、外からも鍵がかけられるようになっている玄関ドアのことを、ツチ子は知らないかもしれません。
後日、レストランでの修羅場を見たという職場の先輩が中村に声をかけます。さらに「どうやったら そんな強気で生きられるんだよ」と聞かれると、中村は「いやー、強気っていうか」「強力な切り札があるからっすねー」と返答。ピンとこない先輩は「あ、分かった 実家が太いんだろ」と続けるも、中村は「ははは まぁそんな感じっすねー」と、その場をやり過ごすのでした。
読者からは「窓にガムテープを貼ってるところで察した…」「確かにゾッとした」など様々な反響が。そこで作者の都会さんに、同作を描いたきっかけについて話を聞きました。
―同作を描いたきっかけを教えてください。
この話は『憂鬱どうぶつ(株)』という連載作品のなかで公開されたもので、中村君はシリーズのはじめから、いつもひょうひょうとしていて上司にも馴れ馴れしく接するキャラクターとして登場しています。この話では、彼がどうしてそんなに怖いもの知らずなのか、その謎が明らかになる回になっています。
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―同作の中で特に注目してほしい場面があれば、ぜひ理由と一緒にお聞かせください
ところどころに散りばめられている、中村くんのさりげない怖さに注目してもらえると幸いです。
―都会さんが描く作品に登場するキャラは擬人化した動物が多いですが、そういった作風になった経緯を教えてください。
同じ行動をしていても人間よりも動物の方が、よりマイルドで面白味が増すかな…と思って、動物にしています(あと単純に、人間を描くのが苦手です…笑)。
―読者にメッセージをお願いいたします。
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『憂鬱どうぶつ(株)』の第1巻が、最近発売されました!ギャグからホラーまで、さまざまなお話が収められています(今回ご紹介いただいたお話も収録されています)。1話完結なのでサクッと楽しめます。ぜひお手に取っていただけると幸いです。
(海川 まこと/漫画収集家)
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