山火事の「約7割」が1〜5月に発生…その大半は“人間の不注意”によって起きている!?

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2025年04月05日 06:20  TOKYO FM +

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山火事の「約7割」が1〜5月に発生…その大半は“人間の不注意”によって起きている!?
手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25〜8:30)。3月29日(土)の放送では「山林火災の種類」をテーマにお届けしました。


※写真はイメージです



◆山火事などを含む火災の大半は“人為的要因”

山林火災とは、発生した火が山や森林で広範囲にわたって燃え広がり発生する火災のことです。今年に入り、2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災に続いて、3月では岡山県や愛媛県で大規模な山林火災が発生しました。なお、山火事の約7割は1月から5月の冬から春にかけて発生しています。

火災が発生する原因の大半は“人為的要因”とも言われています。総務省消防庁の2023年のデータによると、山火事などを含む火災は1,299件発生しており、その原因として最も多いのが「焚き火」で32%。続いて、農作業などで枯れた草を広範囲で燃やす「火入れ」(19%)、「たばこ」(3.8%)となっています。

山火事と聞くと、自然に火がつくイメージがあるかもしれませんが、ほとんどが人間の不注意で起きています。つまり、私たち自身が気をつけなければ山林火災も減らないということです。

◆山林火災の4つの種類

山林火災の燃え広がり方には「地表火(ちひょうか)」「地中火(ちちゅうか)」「樹冠火(じゅかんか)」「樹幹火(じゅかんか)」の4つの種類があります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

【地表火】

地表を覆っている枯れ葉や枝、枯れ草などによって延焼することを言います。風の影響を受けやすいことから、延焼速度は通常時で時速4〜7km、強風のときや登り斜面では時速10kmとなるのが特徴です。

【地中火】

地中の泥状の炭で、石炭の一種などの有機物に引火して燃え広がります。延焼速度は遅く火力も強くはありませんが、地表に出てこないことから消えにくく、数ヵ月に渡って燃え続けることもあります。日本では北海道で稀に起こりますが、基本的に発生例は少ないと言われています。

【樹冠火】

樹木の先端部分が燃えるもので、針葉樹林で多く起こると言われています。延焼速度は時速2〜4 kmと遅めですが、強風のときは時速15kmにもなることもあり、火災が拡大しやすいのも特徴です。

【樹幹火】

樹冠化は「樹木の先端部分が燃える」と説明しましたが、樹幹火は「樹木の幹が燃えること」を指します。

ところで、日本では大規模な火災を防止するための対策がとられています。例えば、植栽をおこなった後、燃え広がらないように周辺の樹木の本数や環境を計算に入れたうえであらかじめ伐採し、さらに防火性の高い樹木を植えることで燃え広がりにくくしています。また、延焼被害を食い止めることができる帯状の防火帯(=可燃物のない帯状の区域)を設置するなどの対策もおこなっています。

春までは山林火災が起こりやすい季節です。これからキャンプなどを楽しむ方も増えますが、焚き火やたばこの火などの人為的要因で山林火災が起こらないように注意しましょう。

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2025年3月29日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月6日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/

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