
職場にセクハラ上司がいそうかどうかは、応募した時点で分かるものではない。しかし、面接では分かることもあるようだ。東京都に住む40代の女性(事務・管理)は、20年ほど前に受けたセクハラ面接のエピソードを打ち明けた。
面接は社長と1対1だったという。「椅子に座ってすぐに履歴書を渡し、軽く挨拶等を済ませ、さぁスタート」と始まった。すると社長は
「胸のサイズは?彼氏は?結婚するの?」
と次々にアウトな問いをぶつけて来た。結婚に関してはよくある質問だが、いきなり胸のサイズとは、いくら20年前でもあり得ない。(文:篠原みつき)
「会ったらHするの? 何回くらいするの? 避妊してる?」
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そこは米の販売会社で、地域では有名企業だったため、「まさかそんな面接をされるとは思いませんでした」と振り返る。当時、派遣社員だった女性は、実家のある地元で正社員になるべく転職先を探していた。そんな時期に受けた面接だった。
「面接会場となっている本社ビルに行くと、事務所内の一角ですぐに面接が始まりました。不思議に思った事があるとすれば、事務所内では仕事をされているのに、面接なんていう個人情報モリモリな事をするのか?という事」
疑問を感じたのはそれだけではない。「社内が全員女性だった」ことも不審に感じた。
「米の配達が男性なのを知ってたため、『事務所だから女性が多いのかな?』と思っておりましたが、この辺りは後ほど理由が分かります」
と含みを持たせる女性。この時点ではそこまで疑ってはおらず、「まぁ、制服のサイズ確認かな?」「入社してすぐに結婚退社されたら困るからかな?」などと良いように解釈していた。そこで、「結婚はまだ考えていない」と伝えたが、社長はまたしても
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「『週に何回会ってるの?外泊は?』執拗に彼氏との付き合い方を聞いてきました。あげく、社長様『会ったらHするの? 何回くらいするの? 避妊してる?』と、完全アウトなセクハラ面接を始めました。それでも面接ですし、ぐっと我慢して笑ってスルーしたのですが……」
面接だからこそ、仕事に関係のないセクハラ質問はしないでほしいものだ。働き手として尊重されているとは到底思えなかっただろう。
「え?このセクハラ社長と2人きりになるの?」
社長の説明によれば、「入社したら本社勤務もしくは、各営業所勤務になる」「営業所は基本的に女性1人のみ配属で、集荷配達に来る男性社員が出入りするのみ」という勤務体制だった。ここまでは一般的な内容だが、
「『社長が週替わりで各営業所を訪問するので、その時だけ営業所は2人になる』とのこと……。え?このセクハラ社長と2人きりになるの?」
これまでのセクハラ質問に辟易していた女性は、愕然としたようだ。
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「面接が終わった後、どうにもできない気持ちになり、幼馴染を呼び出して外食をしながら事の顛末を相談したところ、すぐに辞退した方がいい!という話に」
当然の判断だろう。ところが、こちらが行動を起こす前に会社から連絡が入った。
「その時、20時頃だったと思います。合格のお電話をいただきまして……丁寧にお断りさせていただきました」
こう当然の顛末を語る女性。「本当に気持ちの悪い面接でした……」とウンザリしたように書いている。
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